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LEGENDARY HEARTS / LOU REED
'83年発表。15作目(ベスト盤を除く)。スタジオアルバムとしては12作目。
前作(『THE BLUE MASK』)が異様に高いテンションと完成度を誇っていたため、本作は少しおとなしく聴こえる。
実際、ルーの詩もなんだか落ち着き過ぎな印象を受ける。
しかし、やさしく歌われる1曲目のタイトルトラックや、⑧、⑪の雰囲気がどうにも好きなのだ。聴いていると「酸いも甘いもかみ分けて」という言葉が頭をよぎる本作は、切れ味の鋭さはない反面、優しい傑作である。