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FIVE / AXE
メロディ重視派には長らく伝説のバンドとして認知されてたらしい、AXEの5枚目。
ベテランらしく、基本に忠実で奇をてらわないながらも、良質なメロディと
ウェットなVoが見事にかみ合った名盤です。
特にバラード"Sting of the rain"はしっとりと泣ける名バラード。
オヤジの職人芸が光る。
ゼロがかっ飛ばしたスリーベースヒット。
1997年に突如再結成リリースされた5Th勿論配給先はZEROコーポレーション
サウンドの方は一点の曇りもないメロディアスなHM/HR
90年代にここまで純粋なメロディスハードなサウンドが聴けて本当に嬉しかった
今の時代に親父臭くエッジがないサウンドに抵抗もあるでしょうが
普遍の魅力溢れるサウンドもまたシーンを支えるのに必要不可欠なのではないでしょうか?叙情的なフレーズとポップセンス溢れるメロディが耳を惹く名盤です
アックスはなぜか日本で知名度が無い。確かに、ベテランのわりにアルバムの数が少ない。初期の頃は音質も悪かった。しかし、これだけ、完璧なメロディアスハードは無いと思う。非の打ち所が無い。しかも英国らしい、泣きと哀愁があり、TENや、マグナムが好きならマストでしょう。
中心メンバーの1人だったマイケル・オズボーンの交通事故死という、突然の悲劇により解散を余儀なくされたAXEが
(それ以外にも解散の理由は色々とあったようだが)、再評価の高まりを受けて再結成を果たし、'97年に発表した復活作。
通算5枚目のアルバムだから『FIVE』と、実にシンプルなタイトルが付けられた本作は、実験的な方向や、
流行の音楽スタイルに妙な色目を使うことなく、過去4作で披露した自分たちのサウンドの美点を素直に受け継ぐ
内容となっており、確かにこのアルバム・タイトルはしっくりと来るな、と。何せ往年の名曲“BATTLES"の
リメイク⑩が全く浮いて聴こえないんだから、(良い意味で)その不変っぷりが分かろうと言うもの。哀愁に満ちた
メロディや、美しいボーカル・ハーモニーを満載した本編を聴いて失望するAXEファンはまずおらんでしょう。
(個人的にはアメリカンHM路線への目配せも感じられた4th『NEMESIS』よりも好きなくらいだ)
CAUGHT IN THE ACTっぽさも感じられる序盤を手始めに、本編に捨て曲は全く見当たらないが、中でも、
泣きメロが冴え渡るエモーショナルなバラード④や、重厚なボーカル・ハーモニーが大活躍する
美麗な⑤といった楽曲は、往年の名曲と比較したって決して引けは取らないクオリティ。ボビー・バースの
衰えぬ作曲能力の高さに(歌も相変わらず上手い。リードVoもやれば良かったのに)、心底感服させられる1枚。