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官能ブギー / 清春
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ソロ活動の清春の3rdアルバム。1stとも2ndとも違う感触で、シングル「Wednesday」からもわかるように退廃的な要素が打ち出された実験的なアルバム。(といっても相変わらずって感じだけど。今作に始まったわけじゃないが、グラム・テイストの強さは全作でみても随一)前作のシングル2曲のように一回聴いて速効ハマるような曲はないと思うけど、どの曲も聴けば聴くほど味が出る。ファンは必聴の清春節が通った力作になっている。最近ではよく窺える(特にソロ)もはやお得意の"ポップなのにダーク"、その独特で妖しく淫猥な雰囲気は踏まえつつさらに退廃的になっても、らしさがあることにはすぐ気付くし、むしろ全く違和感がないのが凄いところ。黒夢やSADSとも違う暖かみや愛情があるのは何より一人の歌い手としての「リリカル」が滲み出ているからだろう。バンド活動から解放され、10年の節目でソロに転じてあとはやりたいようにやる、っていう気楽な気持ちで作品に挑めることが、今作においても、そういうところにソロ活動での特徴的な部分が表れていると思う。(それにしてもこーいう中性的な存在を醸せる人はなかなかいないなぁ)わずか何ヶ月間かで完成させたアルバムだが(今年2枚目)、清春らしい①の雰囲気から最後までコンセプチュアルなアルバムとして楽しめる。あの「BABYLON」みたいに一貫した色彩を感させる一枚に仕上がっている。なんだかんだ言って「テキトー」みたいな匂いがする発言が多くても実際良質な作品を送り込んでくれている。ジャンル云々よりやっぱり常に挑戦的な姿勢にこそ注目したい。

dave rodgers 2005年12月25日(日)22時39分

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