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SACRED HEART / DIO
'85年発表。3作目。このアルバムを最後に、ヴィヴィアン=キャンベルが脱退する。
DIOって、やっぱり1stと2ndが名作として揺るぎない評価を受けてるんだろうな。で、この3rdはちょっと地味な作品と考えられているのかも。
確かにスケールの大きさや荘厳さを感じさせるファンタジックな楽曲は、2曲目の「SACRED HEART」くらいなもんで、あとはややキャッチーで"小粒"な楽曲が並んでいる(1曲目を除く。この曲はDIOらしい、スピード感溢れ威厳を感じさせる名曲)。
ちょっと、歌詞が投げやりじゃない?という話も聞く。まあ「SHOOT SHOOT」なんかはサビの部分を訳すると「やめた、やめた!もう俺は知らん」ってな感じになるのかな。
だが、しかし。このアルバム、私は結構好きである。DIOのキャッチーでポップな面がいい感じで表現されているように思えるし、ヴィヴィアンのギターだって聴かせどころはきちんと押さえている。名作っていうことでいいんじゃないだろうか。これも。
ちなみに4曲目「ROCK'NROLL CHILDREN」は当時よくMTVでかかっていたし、5曲目の「HUNGRY FOR HEAVEN」も映画「ヴィジョン・クエスト」に使われたりして、結構知っている人は多いのではと思う。
同じ路線での3枚目ということで、あまり目新しさもなく焼き直し風なところもありますが、出来は最初の2枚に遜色ありません。ジャケが大人しめだから地味な扱いなんでしょうか?
(1)「KING OF ROCK AND ROLL」はいつものようにアルバム頭の勢いのある曲。(2)「SACRED HEART」、(3)「ANOTHER LIE」、(4)「ROCK'N'ROLL CHILDREN」はいずれもガッツのある歌唱と哀愁が絶妙の融合具合で、感動的。(5)「HUNGRY FOR HEAVEN」はポップなサビが印象的です。
後半は多少弱い気もしますが、それでもDIOらしさはしっかり保たれています。
地味で小粒だけど、曲自体は悪くないし、好きな作品です。ヴィヴもヴィニーもおとなしくなってしまったこともあるけど、このアルバムの最大の弱点は音の悪さだと思います。あと「FALLEN ANGELS」をヘッドホンで聞いて、最後のSEで耳痛くなったことないですか?
↑俺のもっているやつはリマスター盤だったらしく音は良いです。
初期DIOはどれも好きですが、これもよく聴いたアルバムですね。『HOLY DIVER』や『THE LAST IN LINE』に比べたらキャッチーな感じがして、またそこんとこが好き。
俺の持ってるのも、サウンド的には問題ないですね。普通に聴けますよ。
俺はDIOのアルバムは、1st〜4thの4枚を持っているんですが、その中でも、この3rd
アルバムが一番好きで、昔はよく聴きました。今、久しぶりに、これを聴きながら、
カキコしてます。キャッチーでありつつも、かっこいい出来のアルバムだと思います。
収録曲については、①②④⑤⑦の5曲が好きです。
①「King Of Rock And Roll」個人的にDIOの曲で一番好きです。かっこいいです。
②「Sacred Heart」アルバム中一番、様式美していて、ドラマティックな曲。
④「Rock 'n'Roll Children」哀愁漂う、ミドルテンポの名曲です。
⑤「Hungry For Heaven」これはかなり好きな曲。ポップメタルな感じで俺好み。
⑦「Just Another Day」スピーディーでキャッチーな曲調でとってもかっこいいです。
自分は、5thまでしか聴いた事ありません。というのも、5thアルバムが好きになれず
それ以降のアルバムは、まったく聴いていない状態。機会があれば、このサイトの
みなさんの意見を参考にして、90年代のDIOも聴いてみたいと思います。
俺みたいに、ポップ、キャッチー路線の好きな方は、気に入るアルバムだと思います。
聴きやすくて、とっつきやすいという点では、かなりお薦めです。俺的には超名盤。
なして1曲目がライブ音源?、とまず誰もが思うだろう(笑)
大好きな1st辺りと比べると圧倒的に聴いた回数は少ないけど、ドラマ性を重視した佳曲が揃っていて、なかなか好感の持てる作品だ。
本作リリース時の映像作品がある。ギターはヴィヴィアンではなく、ちょっとガッカリだが、ディオがドラゴンとバトルする場面などは、ニヤリとせずにはいられない。
Vivian Campbell最後の参加作品。んでもって私が思うにDIOの最高傑作。
曲によって当たり外れが大きかった前作に比べ、ほぼ全ての曲が水準を満たしていると思う。
オープニングナンバーなんかではRonnieの素晴らしい歌唱力がこれでもかというほど現れており無茶苦茶カッコいいです。
"King of Rock'n Roll"の名前に負けてませんね。これぞ必聴。
個人的な考えですが・・・
DIOの作品中、傑作と名高い1st・2ndを「様式美大作」とするなら、この3rdは「様式美娯楽作」という位置付け。
あえて「悪い」言い方をするならば、前作までの作風は(HM作品としての高い完成度・スケール感は別として)ロニーの私的世界観に基づく「ある意味」聴き手を選ぶ、やや間口の狭いコンセプトというか音作りといった面がありました。
それに対して本作は全体的にメロディがより親しみやすくキャッチーになり、「メタル」 〜 そして「ロック」作品としてのストレートなアピール度が増している感じがします。(言うまでもないコトですが「日和った」とか、そういうネガティブな捉え方では決してありません。念の為)
それは「King Of Rock And Roll」とか「Rock 'n'Roll Children」のように、曲名にも「前向き」の形となって現れているように思います。
ロニーの歌唱が相変わらず素晴らしいのは勿論のコト、魅力溢れる「聴かせる」曲が多い優れたHMアルバムではないでしょうか。
前作前々作に比べ楽曲の出来にバラつきが生じてるものの
いい具合でキャッチーさやポップさが出ていると思う。
これも良質のアルバムであることは間違いない。
楽曲の出来はおいといて(言い方悪いけど)バリエーションは豊富だし。
ジャケットも好き。
4曲目とか最高としかいいようがないんだけど
ファースト、セカンドよりは確かに落ちるが、ロニーの歌のうまさで最後まできかせます。
前作までの英国風のサウンドよりも硬質なメタルサウンドに比重を置き新しさをアピール、勿論作風はDIO流様式美サウンドであることに一点の曇りはなく安心して聴くことが出来ます。ヴィヴィアンの若々しいギタープレイが耳を惹きポップでキャッチーな⑤なんかも収録され80年代のど真ん中を生き抜きシーンを引っ張るべくメタリックな新機軸を打ち出した好盤です。クロード・シュネルのKEYの音色に時代を感じますね
キャッチーで良質の曲が多いですね。
どれも聴きやすい。
ガツーンとくるわけではないですけど、うん、いいアルバムです。
1stが「風雪流れ旅」2ndが「兄弟仁義」とするならば、本作はさしずめ「函館の女」。
(解かりにくいですか?)
それまでの重厚なスケール感が幾分減退してキャッチーさが前面に出てきてますね。
キーボードを正式メンバーとして迎えたこともポップ化した要因のひとつ。
「Hungry For Heaven」はポップなんだけどサビは実にディオらしい佳曲。
本作を携えての来日公演は、札幌でのライヴも含まれていた。
ロニーは、あの札幌での最悪の悲劇をちゃんと覚えていたんだ。
あの惨事以来、札幌公演をする来日アーティストはほとんどいなくなってしまった。
ステージ上でお詫びの言葉を述べるロニー。僕の拙いヒアリング能力では断片的にしか
把握できなかったけど、確かに「迎えてくれてありがとう、札幌のキッズ」と
言った。僕の前の席の年季の入ったファンは泣いていたっけ。
もちろんライヴは尋常じゃない盛り上がりを見せた。
人間性っていうのは必ず表現に表れる。ロニーの歌唱は彼の人間性があふれている。
ちょっと後半が弱いものの充実した良作。初期4枚の中でこれだけ評価が低いのはなぜ?