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THE FIRM / THE FIRM
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'85年発表。1作目。
ジミー=ペイジとポール=ロジャースが組んだ"スーパーバンド"。それがTHE FIRMである。
リズムセクションは、ベースをトニー=フランクリン、ドラムをクリス=スレイドが務める。そう、トニーは後にBLUE MURDERに、クリスはAC/DCに加入する。スーパーバンドという呼び名はともかく、実力派がそろったバンドであった。
しかし本作の内容はというと・・・。地味である。目茶苦茶、地に足をつけた音楽。華やかなところ煌びやかなところが一切無し。ブルーズベースのハードロックなのだが、LED ZEPPELINやBAD COMPANYと同等のものを期待すると見事な肩透かしをくらう。
でも、私はこのアルバムと次作が好きでしょうがないのである。
ジミーのつくるリフはなんか冴えないのだけれど、逆にそのもったりした雰囲気というか音が、たまらなく魅力的なのだ。そこにポールのどことなく虚空を移ろうような歌がのっかると、もういけない。
一聴しただけでは、とてもつまらない作品と思ってしまうかもしれない。だが、聴き込むほどに幽玄の美が感じられる。
個人的にはアルバム随一のハードロック曲である①、ほんわかした④、大昔のバンドのカバー⑥、霧の立ち込める湿原の上に星空が見え、ぽっかりと満月が浮かんでいるかのように清明で幻想的な(ってどういう例えだろ)⑧と⑨が好きだ。特に⑧と⑨の流れはいつ聴いても感動してしまう。
クーカイ 2001年9月5日(水)23時34分

THE FIRMは今でも良く覚えています。
当時は、音楽雑誌でたしか「Black Dogみたいな曲をシャウトするポール・ロジャース、
はたまた、Can't Get Enoughみたいな曲をにやにや笑いながら弾くジミー・ペイジ」などと
書かれていました。それだけ興味深々だったのでしょう。
しかし、アルバムを聴いてみて、なんだか地味でぱっとしない曲が多いと感じたのは事実でした。
(当時LED ZEPPELINと比べてしまったし、ポール・ロジャース色が強いと感じた。)
Radioactiveのウエスタン調のちんたらちんたらしたリズムにジミー・ペイジのチキチキチキという軽いヘンなギター音が妙に印象に残っています。
アルバムでは、2曲目のMake Or BreakとラストのMidnight Moonlightが特にいいと思います。

hiro 2001年11月17日(土)20時59分

本作をリアルタイムで経験した方の大半が、聴く前にあのZEPPのジミーペイジとFREE、BAD・Coの
ポール・ロジャースが組んだんだから相当スゴイらしいと思ったものです。
しかし、いざ聴くと空間が多い、いかにも70年代風のブルースベースのHRだったととがっかりしたのでは・・・。
日本では実は大半の方がZEPPばかり追い求めていたのだと思います。ロージャースの歌のうまいのは知っていても
せいぜい、代表曲くらい知っている程度のレベルの方がかなりいたかと思われます。
9曲中、共作が5曲、カバーが1曲、残りはロジャースの曲で、しかも、共作の曲もロジャース主体で作られいるそうです。
良く聴くとBAD・Coの「ROCK STEADY」風のリフのきり方や妙なベースラインは初期のフリーに近いアンニュイ(死語)
な雰囲気だったりしています。バドカン自体、その売上げに対し何故か人気がありませんが
初期のポール・ロジャースの活動を知っているとより良く感じる作品だと思います。
柴が2匹(会社から) 2004年1月7日(水)19時52分

先日HMVでなぜか2枚で2990円セール対象商品だったので購入。
オレはロジャースのファンだが、本作は「迷作」との評判も高いためコレまで聴いたことがなかった・・・
1回聴いたカンジだと“悪くない"・・というかロジャースのヴォーカルがイイなぁ。
かなり頑張ってる、テンションの高い歌唱だ。ハイトーンもあり(笑)
結構イイんじゃないの?面白いよ。トニーフランクリンの変態ベースとクリス・スレイドの重いドラムはZEPっぽいし、このミスマッチ。
楽曲も決して悪くない気がするし、なんか大人のHRファンは楽しめるんじゃないですかね。ブリティッシュ・ロック好きな人とか。
2作目も聴いてみたいね。
anthem 2006年4月24日(月)13時7分

いいけどな、すごく。

昔のハードロックはこうだったよな。

ハードロックでありながら、
スイングやグルーブをちゃんと持っていたよな。

今のHMHR系というのか、つかロック全般、
リズムはもはや農協の耕運機みたいだしな。

「個性」で許容される範囲を超えとると思うけどな。


HIRO-SKYWALKER 2009年2月25日(水)16時38分

良いんだけど地味。特に後半が地味。
モブルールズ 2009年4月30日(木)15時50分

この時期のペイジ先生はいろんなものに幻惑されていたので、ぶっちゃけ期待は
していなかったんだけど、結構好きです。このアルバム。
思うに、リズム隊のおかげで空間にさえ重さを感じますね。
先にラジオで「Radioactive」を聴いた時は、うーむ と購入を躊躇したのですが
ポール・ロジャースが聴きたかったから意を決して購入。
全曲聴き終え「これは高品質のブリティッシュロックだなぁ」が率直な感想。
変な先入観が無ければ素直に楽しめる作品です。
はっちゃん 2009年6月13日(土)3時23分

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