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ANOTHER DESTINATION / JOHN NORUM
3rd。
酷評された「地味」という根拠が非常に妥当だったと思わせるデキ。
ブルージーといえば聞こえはいいですが、ようは切れがないということです。
ゲイリー・ムーアを追いかけても、ジョンの個性はここでは存分に発揮されてないと。
元BLUE MURDERのケリー・キーリングの声がまた煮え切らないもんで、
せめて渋いGの上で元気にはきはき歌ってくれればまた違ったんでしょうが・・・。
"HALF WAY HOME"なんかはギターもHRで、佳曲の要素があるんですが、
ケリーが歌うとなぁ・・・。って感じです。
けんしょー 2005年5月12日(木)14時11分
時代性もあってか、けっこう暗くてドンヨリした印象があります。'95年発表ということで、グランジ/オルタナティヴ・ブームの影響もあるのでしょうか。サウンドガーデンっぽい曲もあったりします(それはそれでかっこいい…けど彼がやる必然性には欠けるかな)。
せめて1曲目がもう少し勢いのある曲なら印象も違っていたのでしょうが、前2作と比べてしまうと、さすがに厳しい出来かも。
しかしヴォーカルは渋くて巧いし、ギターは泣きまくり、弾きまくりの曲もあり、全体を駄目と言ってしまうのはやはりもったいないです。
ギター・インストの(5)「SHIMMERING HIGHS」、(8)「CATARINA SUNSET」、(11)「JILLANNA」や、疾走感のあるハード・ロック・ナンバー(9)「HALF WAY HOME」あたりは、普通に良いです。
ジヨン・ノーラムのソロ3rd。哀愁の中にも希望がある。