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AMARTIA / PANTHEIST
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フィンランド産真性フューネラルドゥーム。・・これまた濃い。
分厚いギターノイズとオルガンが織り成す暗黒世界にズブズブと引き込まれる。
THERGOTHONやSKEPTICISMのような激遅葬式ドゥームを良い録音状態にしたかのような音世界。ひたすら暗く絶望的な世界に浸れます。
ヴォーカルは重低音の効いたウィスパーデス声だが、一部読経のような口調で張りのある独特なヴォーカルスタイルも登場、濃厚なカルト色に悶絶必至。
シンセアレンジがなかなか優秀で、単に従来のフューネラルドゥームの二番煎じではない独自の個性があります。また、前半の曲で、極限まで遅いサウンドに淡々と浸っていると、意表を突くようにブラストで攻めてくることがあります。心臓に悪い。
シンセの効果か、インダストリアルな感触がやや感じられ、他のフューネラルドゥームに比べてややインテリジェンスな感じが漂います。
静かに響き渡るアコギなどもなかなか優秀で、きちんとメランコリックさも備えているのが良いです。とはいえ、真っ暗なサウンドです。
難を言えば、楽曲が単調。雰囲気は良いので、次作に期待したいです。

Kamiko 2005年5月21日(土)14時11分

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