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ASTRONAUT / DURAN DURAN
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三人(又は二人)体制以降の音と、初期の音が上手く合わさった印象を受ける。
やや前者が目立つのは、彼らの進化の証だろう。
雰囲気は『Notorious』に近いかもしれない。

ただ、それ以降強まった“ファンク"“ヒップホップ"化は、
この新譜では、比較的低く抑えられている。
むしろ、ストレートな“ロック"を感じさせる曲が多い。
アンディ復帰の効果もあるかもしれないが、それほどギターは歪んでも目立ってもいない。

……ロジャーの復帰が鍵だ。
彼の、はねない、ためない、下手すりゃ機械的とさえいえるドラムが、
所謂“黒人音楽的なグルーヴ"を減らしている。
だが、これは短所ではなく、デュランデュランの長所だ。
ダンサブルな音楽でありながら、ロックの激しいパワーを持つ、彼らならではの個性だ。
テクノポップなどで、リズムボックスとシーケンサーで作るリズムセクションを、
ロジャーとジョンが、人が実際にドラムやベースを演奏することでパワフルにしていた、
初期を思い起こさせる。

影響を受け過ぎて、そのものズバリになるより、
上手く似なくて、別物になる方が良い場合がある。

初期の彼らは、そういう意味では、とても個性的だった。
その個性が、年齢相応に落ち着いた雰囲気のアルバムに散りばめられている。
デヴューから聴き続けているものとして、感慨深い作品。
fuwatoro 2005年5月25日(水)22時1分

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