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MCDONALD & GILES / KING CRIMSON
ここにいれるのは反則かと思ったが、クリムソを語る上で絶対避けられないアルバムなのであえて登録させていただいた。
「宮殿」1作で其の名を永遠にロック史に残す事になったイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズが
「宮殿」後、脱退し手を組んで作られた唯一の作品。なんせ「宮殿」の実質上音楽的中心はイアンだったので、その
延長を安易に期待した私はおおいに肩透かしをくらった。が、それから何年かかかって思い出しては聞いていく内に
すっかりはまってしまった。「ケイデンス」の元唄等も入っているが、やはりハイライトは20分にも及ぶ組曲「バード
マン」。きっと天国への道すがら流れている曲ってこーゆーのなんだろうな〜と思わせる程崇高な感じがする。
とにかく年を取る毎に味わい深くなってゆく不思議な浮遊感をもったアルバム。聴く前は過度に期待し過ぎない事。
それにつけてもいつも思うのは、「ああ、これにフリップやグレッグ加わっていればさぞや・・・」
'70作。唯一の作品。 駄ジャケ・アルバム
聞く前は、上の方も注意している通り、「宮殿」を失念することが前提。
ライトで、ルージーな作風で、作品は透明感、浮揚感に満たされている。
マクドナルドの軽いヴォーカルもラフな印象を持たせる。
しかし、本作は、聴けば聴く程、良さが滲み出てくる作品集でもある。
組曲形式の1、5が秀作。