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POWER WINDOWS / RUSH
'85年発表。13作目。
『SIGNALS』から推し進めてきた、テクニカル・ハード・ポップ路線を基軸とした上で、もっともHR然とした作風でつくられたのが本作である。当時はMTV全盛期でありHR/HMシーンも隆盛を誇っていたことが、作風に多少影響していると思われる。
1曲目「THE BIG MONEY」は、キャッチーな楽曲の中に3人のテクニカルなプレイが随所に見られる名曲。4曲目「MARATHON」は複雑なベースラインが耳を引くが、ポジティヴな歌詞の内容にも注目して欲しい。
①、③、④、⑧がこの頃のライヴの定番だったが、他の曲にも聴き所は多い。個人的にはRUSHのアルバムの中では最も好きなアルバムの一つである。
これからRUSHを聴こうという人には、本作と『MOVING PICTURES』をまずお薦めしたい(ライヴ盤も捨てがたいが・・・)。
1曲目から最後まで捨て曲なし! 一音目から、別世界に連れて行ってくれます。
'80年代ラッシュの代表的アルバム。非常に聴きやすく、カッコいい。
ポップさを増したが、RUSHらしさもちゃんと出ている。
確かにMTVを意識したもっともHR色が薄い作品ですが、ラッシュの中では
楽曲も明るく歌詞もそれほど難しくないので言い方はよくないですが「産業ロック」
が好きな方にも案外いける作品ではないでしょうか。
密かに手数の多いドラムなどにはニヤっとさせられます。
前作「グレイスアンダプレッシャー」ではデュランデュランや、ウルトラボックス、ユーリズミックスみたいなニューロマンティクス風の中性的な雰囲気でさほどハードではなかったがこのアルバムではハードロック風であるが、やっばりニューウエイブ感覚だね。でも80年代らしくていいんじゃない。
これと次作のキーボードテクスチャーが好きです。音質も最高!こんな音のいいアルバムはそんなにないと思います。
80年代を象徴するような華やかさがあります。全作を通して最もポップな作品かも。
ギターとキーボードに音の広がりが感じられ、テクニカルなベースとドラムスが絡む
ことで、独特の「音空間」をつくり上げています。ポップであっても軟弱ではない。
それでいて、楽曲の粒も揃っており、アルバム全体として実に良くまとまっています。
ある意味「MOVING PICTURES」に次ぐ必聴盤であると思います。
もうそろそろ、RUSHをコ難しい「プログレ」という枠にはめるのをやめませんか?
実はRUSHをはじめて聴いたのがこのアルバム。BIG MONEYのPVがMTVでかかってて、なんやこのバンドえらい面白いなぁーと思ってレコードレンタル屋に走った思い出が。
何でも初体験のモノってのは印象深く残るものでして、自分にとってのRUSHはプログレ風味のハードポップバンドという印象。その後どんどん薄味になっていって、フュージョン風味のロックバンドと化した時代もあったけど、個人的にはRUSHといえばコレ。
銘菓ひよこ 2005年10月17日(月)21時4分
個人的にかなり好きな作品。
煌びやかだけど、ゴージャスにならずハード・ポップを貫く、
理想的なフットワークの軽さも最高。
メロディが単純に良いで留まらず、効果的な配分が尾を引く。
どの曲にもキラリと光るセンスが垣間見える様はまさに神業。
これまたポップでおしゃれな傑作。
RUSHは確かにプログレバンドでもあるが
それはRUSHの一面であって別の面もある(次作からのRUSHは好きじゃないけど)。
初期のRUSHしか聴かないという人はもうちょっと視野を広げてみてもいいのでは?
このアルバムは良い! 個人的には全作品の中でもかなり上位に来ている。
サウンドプロダクションという点でも、単純に曲の良さという点でも凄まじい完成度だ。
ハードで疾走感のある曲が多く、くせがなく聴きやすい。
AOR風味の作風でありながらも、首尾一貫したラッシュ節が
いわゆる俗的な軟弱さを一切感じさせない。名盤だ!