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HOSTMORKET / ISENGARD
フェンリスの一人プロジェクト第2弾。
1stよりは、若干アルバムらしくまとまっていて、聴きやすい。
"Neslepaks""Total Death"は超名曲。
本業がドラムだけあって、リズムは安定しているが、ギターは荒っぽい。
特筆すべきは、多彩なボーカル。特に朗々と歌い上げるパートは
通常のブラックメタルとは趣を異にする。
ブラック声は、爬虫類を彷彿とさせるねっとりとした質感で、ぞっとする。
Darkthroneだけ聴いていては、才人フェンリスの本質には迫れない。お薦め。
95年発表の2nd。
路線としては前作の「Vandreren」のパートを押し進めた感じですね。
最初の5曲はヴァイキング的な朗唱を聴かせる曲で、Fenrizの声の素晴らしさが
良く分かります。ラスト2曲はDARKTHRONE的なブラックです。
このブラック曲におけるFenrizの声がかなりヤバい事になってるので必聴。
前作では正直物足りなさを覚えたりもしていたんですが、今回は無理矢理声を
搾り出したかのような痛々しさがあって、明らかに裏返ってるのにそれでも
叫び続ける様は本当に邪悪と言うか、×チガイというか…(笑)
ちなみに一曲目にはDODHEIMSGARDのAldrahnが、6曲目にはVED BUENS ENDEの
Vicotnickが参加してます。もっとも6曲目はイントロの叫びだけですけど…
曲もバラエティに富んでいるし、ラスト2曲はブラック好きなら必聴の名曲なのでお勧めです!
余談ですがこのカヴァーのFenrizってめっちゃ美形ですよね(笑)
その写真についてのコメントを訳してみると、「フロントのカヴァーの写真は、Satyrと
Fenrizの、94年秋の輝かしい登山旅行の時にSatyrによって撮影されました。
ノルウェーの荒涼とした自然は素晴らしい」…だそうです。Fenrizは絶対モテキャラ(笑)