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BATHOS / AARNI
フィンランド産、ドゥームというよりももはやアヴァンロックと言っても過言ではない異質な音。
リズムアレンジや不協和、フルートやマリンバなどの多彩さ、静けさを表現するアコギ&ベースなど
意図的に取り入れられており、単にヘンさを表現しているのではなく、見事にそれらが融合している。
濃厚なシャーマニズムと森林崇拝系ドゥームにも似た「自然」を感じさせる特殊な世界観に加え
霊的でファンタジックなシュールさが同居する、もはや唯一無二の個性派ドゥームだ。
UMBRA NIHILと比較すると、ややメタル色が希薄で、正直メタラー向けではない。
また、石になるためのドゥームでもなくヘヴィさを堪能する類いのドゥームでもない。
純粋にカルトな世界を描いたドゥーム絵巻、異質さはドゥームの中でも屈指。
非常に敷居高く、マニア中のマニア向け。
誰かに薦められたわけでもないのに、ネット探索でふと目に入った不思議なアートワーク。
ジャケ買いはあまり得意ではないので基本的にはしませんが、何故かこれは買ってしまった。
初めて聴いた時は、とにかく不思議という印象しか残りませんでした。
すぐに投げ出してもおかしくない様な、あまりの濃厚な世界観に着いていけませんでした。
しかし何故かたまに聴きたくなり、何度か聴いていくうちにとんでもなく複雑なパズルを解いていく感覚で聴く回数が増えていきました。
で、ハマったと。
この作でドゥームのヘヴィさやカッコよさ、ズブズブなトリップ感を味わうのは到底不可能、
様々な楽器の味付け、特異な動きをするベースにより作り出された濃厚な世界に「行ってくる」感じで聴いてます。
Kamikoさん同様、相当のマニア向きだと思う。
とてもシュールなジャケットに惹かれて買ってしまった作品。中身は実験色の強いドゥームメタルをやっています。
この音楽を聴いて思い浮かべる言葉は「アニマ」です。神秘の世界です。実際、歌詞もフォークロア、マイソロジーなどです。ギターはディストーションが利いていなく、気持ち悪いメロディを奏でています。最初の曲なんてお経ですよ。そのため重量感はありません。
初めは掴み所がないように思われましたたが次第に良質のメロディに気がつきました。皆さんの言うとおりマニア向けの作品ですがちゃんと音楽としてなりたっているのでぜひドゥームメタルファンはトライしてほしいです。