CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
REALITY / WINGDOM
このアルバムを一言で言うなら深い。よくあるメロパワとかではない。
北欧メタル・プログレ・ポップ・ゴシック・ポップ・フュージョン・ヘヴィロックとか様々な要素が入ってる。ただ全曲に言えることは、複雑だけどドラマチックでメロディがキャッチー。
俺が気に入ったのは、キーボ・ベース・ヴォーカル。
キーボとベースのおかげでバラエティ豊かな音楽スタイルを形成しているんだなって感じた。
ヴォーカルはよくある声だけど、かなり上手い。
サウンドは、キーボが全面に出て壮大で拡がった印象。ギターはメタルというよりもヘヴィロックに近いサウンドを出してる気がする。ベースもかなり効いてるし。
このバンドは非常にレベルが高い音楽を聴かせてくれるのだが、これはというようなキラーチューンがないのが残念な点。個人的にギターが地味なのも物足りない。
オススメは、①②⑥⑩。
元ソナタ、元ラプソがいるから「キラキラなシンフォニックメタルか?」と思ったら大間違い。逆に言うならば、そういうものを求めている人は手を出してはいけない。
モダン、ヘヴィ、メロディック、プログレッシブ・・・いろんな言葉があてはまる。
ミドルテンポの曲は重厚感があり、聴き応えたっぷり!
ただ終盤ダレるのはキラーチューンがないからか。いづれにしても、次作に期待が持てる。
元SONATA ARCTICAのKeyミッコハルキンのプレイが前面に出ているような独占状態の強い作品ではなく、どのパートもバランスを大切にしている作品だと思いました。
Voの方は元々Gu講師だそうです。Drの方もプロらしいです。その2人はキリスト信者でもありキリスト青年団の一員でゴスペルコンサートで何度か来日されています。
その時の対談でWINGDOM結成の話を聞きましたが、それから約1年後に「REALITY」発売になり早速聴きましたが、完成度が素晴らしかったです。ミドルチューンなものばかりでキラーチューンが好きな方には馴染むのに時間が掛かりそうですが、作品そのものは良い出来だと思います。
次作でWINGDOMの進化を見てみたいと思います。