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PRIMULA PESTIS / THEE PLAGUE OF GENTLEMEN
ベルギー産ドゥーム。
重量感、歪み具合が処女作とは思えないクオリティ。
録音状態が非常に良く、アングラな感触はないものの、重厚な音の束でありながら非常にクリアに聴ける。
走るリフもあるが、基本はスラッジ特有の濃厚な遅さ&這いずり回るリフで構成されている。
WINTERのスペイシーなノイズと、PENTAGRAMのタイトさを混ぜたような音を、更に分厚くしたような音楽性。ミドルテンポの曲はスラッジを聴く感覚よりも、PENTAGRAMやTROUBLEのようなカッコよさが前面に出ている印象。しかし、ダークな曲はトコトン暗黒世界で非常に濃くカルト色が強いです。スラッジの魅力がふんだんに散りばめられている。
ギター&ベースの重低音がドンとみぞおちを襲い、ズブズブと闇の中に引き摺り込まれるような感触が最高です。