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THE LAST LIVE VIDEO(DVD) / X (X JAPAN)
画質、音質共に今までの中でも最高。
やっぱり、最後のライヴなだけあって、複雑ながらも見所がたくさんある。
DISC1。
オープニングの「Amethyst」が終わって「Rusty Nail」が始まると、ファンの興奮はいきなり絶頂に。
「SCARS」ではTOSHIとHIDEが二人で歌うシーンがカメラに、はっきり映っている。
それに続く「DAHLIA」ではYOSHIKIのドラムのかっこよさがよく伝わってくる。曲が終わった直後のYOSHIKIのDrum Breakは今までにない激しさを見せる。(Drum Breakは予定になかったようで、TOSHIが「えっ?!」みたいなリアクションをとる。また、Drum Breakが激しすぎてYOSHIKIは手首の辺りから出血→「Crucify My Love」が終わった後のTOSHIのMCの途中でYOSHIKIが血を拭いているシーンが見られる)
「Crucify My Love」→「Longing 〜跡切れたmelody〜」の流れで、泣きのモードに入っていたファンも「紅」が始まると再びテンションが上がり、「Orgasm」に入る。「Orgasm」定番のアオリシーンではHIDEは演奏に合わせて奇声(?)を発する。TOSHIからマイクを受け取ったYOSHIKIは「気合入れろ! 腹から声出せ!」と自らアオリを入れる。そして「Orgasm」はまさしく曲名のごとく絶頂の内に終わる。
DISC2。
「DRUM SOLO」ではクラシック音楽をバックに合わせて、YOSHIKIが自らの限界に挑戦するかのようなドラミングを見せつける。
「DRUM SOLO」で疲れ果てたYOSHIKIをステージの前に、TOSHIが「Forever Love」を歌い始める。一回目のサビが終わり、TOSHIに歩み寄るYOSHIKI。そして二人は抱き合う・・・。HIDEは泣きながらギターを弾き、YOSHIKIは演奏の最中に、ピアノに伏せる。大勢のファンが涙して「Forever Love」は終わり、一旦ライヴは幕を閉じる。
そして「PROLOGUE (〜WORLD ANTHEM)」が流れる。「俺達X(X JAPAN)はここから始まったんだ・・・」と言わんばかりに(僕の勝手な推測)。そして「X」が始まる。TOSHIの「We are...You are...」に合わせてファンたちは叫ぶ、「...X!」と。YOSHIKIもそれに応えるかのように叫ぶ。「跳べ跳べ跳べ跳べ! ヤネ<天井>をぶっち破れえぇっ!」HIDEも気合を入れて言う。「お前ら いくぞ!」
「X」が終わって、ステージ前でTOSHIに続きYOSHIKIがマイクをとる。「色々あったけど、きっとこれからもTOSHIはトモダチだろうし、HIDEもPATAもHEATHも・・・尊敬してるし・・・(泣き)・・・そして何よりもファンの人達、本当に感謝しています・・・ありがとう!!」そんなYOSHIKIをHIDEは黙って、笑顔で迎える。
最後にTOSHI「それじゃあ・・・掛け替えのない、みんなと一緒にこの曲を・・・一緒に分かち合いたいと思います」。・・・「あのメロディ」をYOSHIKIが弾き、TOSHIは各メンバーのそばに行って、「ENDLESS RAIN」を熱唱する・・・。
「ENDLESS RAIN」をファンが歌い続ける中、YOSHIKIによるメッセージ(「TEARS」のこと、HIDEのこと、TOSHIのこと、自分のことなど)が視聴者の目を捉える。
そしてDVDとしてのエンディング。「IN MEMORY OF HIDE(1964-1998)」と表示され「TEARS」が流れる。
っていうかライヴレポートみたいなレビューになってしまった。
ちなみにCDヴァージョンにはあったTHE LAST SONGは収録されていないが、それはYOSHIKIの意図によるものと思われる。
それとこのDVDには映像特典としてVIOLET UKのさわりの部分が収められている。
このDVDの値段は約1万円なので、そこのところは何とも・・・。でもCDでTHE LAST LIVEを聴くより、やっぱり映像付きの方がいい。値段は高いけどファンなら無理をして買っても損はないと思う。
THE LAST LIVEのCDヴァージョンのレビューを読ませていただくと、選曲等に不満(「BLUE BLOOD」「SILENT JEALOUSY」「TEARS」はなんで演奏しなかったか? など)がある方がいるようですが、最初は僕も正直、そっち方面の不満は「ありました」。でもX(X JAPAN)っていうバンドは単に「音楽がカッコいい」といった類のロックバンドではなく、YOSHIKIをはじめとする各メンバーの生き様が、「音楽を媒介として」ファンの一人一人に何かを刻み込むバンドだと思うわけです。
故に今では「BLUE BLOOD」「SILENT JEALOUSY」など人気のある曲でライヴを固めなくても、「X(X JAPAN)のライヴ」というだけで僕は幸せもんですわ。当然(ラスト)ライヴの選曲にも不満はありません。
まぁ、X(X JAPAN)は10年近く前に解散したわけで、過ぎた話のことなんですけどね・・・。
前半のみ見ました
上野田吾作 2005年11月16日(水)23時2分