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BLUEPRINTS / SOURCE OF TIDE
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2002年発表の3rd。
流石Ihsahnの親族(こういう褒め方、もしかして失礼かな?)、独自の世界を繰り広げてます。

音的にはミディアムテンポ中心のブラックメタルが基調にあるみたいなんですが、
ゴシック的な耽美な音色のキーボードが全体に散りばめられていたり、ところどころにモダンで
サイバーな味付けをされたアレンジが登場したり、どうにもカテゴライズしづらい音楽です。
ジャケットも虻にマイクロチップが埋め込まれているという、ブラックとはかけ離れた物ですし。
でも、ヘヴィなリフに美しいキーが絡んでいく所などは普通にぞくぞくしますね。

そしてサウンドに負けじと特徴的なのは、中心人物Lord PZのヴォーカル。
作品中ではかなり色々な歌い方をしているんですが、特に印象的なのは高・中音域での叫び。
もしも地球上が蟲に支配されて、彼らがコミュニケーションのために「言葉」を取り入れたら、
その王となる存在は、こんな声を出しそうな気がします。
私的には、これ以上に好みが分かれそうなヴォーカルと言うのは聴いた事がありません(笑)
威厳を伴う朗唱タイプの普通声や、独特の汚さがあるデス声など声の種類も多く、
かなり上手いヴォーカルだとは思いますが、ある意味Attila並に強烈…

個人的に、ブラックの感覚も残しつつ、耽美でアヴァンギャルドに仕上げたアレンジは
PECCATUMの2nd(Amor Fati)に近いものがあると思います。
ちょっと変わった物が聴きたいブラックメタラーに、PECCATUM共々お勧めです。
Usher-to-the-ETHER 2005年6月28日(火)23時58分

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