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MINDCRIMES / LYZANXIA
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B!誌で「こういうバンドが当たり前に売れて欲しいよ」と高評価を獲得した本作。
このバンドはフランス出身で、ヴォーカルとギターを兼任するメンバーが2人いる4人編成。そして"その2人"は兄弟。
このバンド、やってる音楽を簡潔に書くと"メロディック・デス"に分類されるのかも知れないけど、いや、実はこのバンドがやっているのはその言葉では表しきれないものなのですわ。
まず、ツイン・ヴォーカルであることを活かしたヴォーカル・パートが良い。メロディック"風"に歌う箇所ではデイヴ・ムステインっぽい声、そしてもう片方がデス声、と大まかに役割が分けられている。(でも、2人ともデス声と普通声を使い分けているようにも聴こえる。クレジットがないからわからん!!)
音楽・曲そのものに関しても、ARCH ENEMYにMEGADETHのリフの複雑さを少々盛り込み、そこに機械的な冷たさを注入した感じ……、俺にはそういう印象でした。メロディアスなパートもあれど、メロディアス過ぎないところがグーなのよ、グー。
見事に練られたリフ・ワークとここぞ!というときに挿入されるギター・ソロ。それぞれがなんらかのヒネリを加えてあって、その"一筋縄では行かない感"が良いんだよなぁ。勿論曲の展開も大したもの!緩急のついた展開はなかなかゾクゾクさせられますね!
そのリフ・リード・展開を自在に操るこの兄弟のギター・テクニックもかなりのもの。

フレドリック・ノルドストロームのプロデュースによって、サウンド・プロダクションも一級品に仕上がってます。
ちょっと気になったのが、ハイライトとなるべき曲が見つからなかったこと。無論、どの曲もレベルが高く聴いていてカッコ良いんだけど、「この曲を聴きたいから、このアルバムを聴きたい!!」と思わせる"代表曲"が欠如してる感じが…。ま、どの曲も、ホントに☆2つはあげたくなっちゃうような出来なんでこういうことを言うのは可哀想なんだけど…。(苦笑)

ともあれ、先のB!誌の評価も納得の出来です。こういう『ちょっと違うバンド』にはもっと注目が集まって欲しいものです。
メタラァ 2005年8月1日(月)10時42分

認知度は低いですが、かなり良いバンドです。
確かB!のレビューで「あえて似ているバンドを挙げるならNEVERMORE」と書いてありましたが、近いと思います。
ヘヴィでうねる様なリフは正にNEVERMORE系です。
テクニカルで、アモット兄弟にもひけをとらないソロワークはかなりのもの。
メロデスとパワーメタルの境界にいるような音楽で、あまりないタイプのバンドなので貴重です。

ギターソロの音はもっとクリアでもよかったので、音質は前作の方が良かったかな。
それと、収録数14曲はちょっと多かった。
ボドムっ子 2005年9月9日(金)17時49分

サードアルバム。(自主制作盤『LULLABY』を含む)
Franck Potvin(rythm guitar,vocals)David Potvin(lead guitar,vocals)兄弟を中心とする四人組が創りだす音楽性はスラッシュメタルをバックボーンとしながらも畳み掛けるような攻撃性と欧州ならではの叙情性が濃い密度で複雑に絡み合う楽曲が刺激的。ポートヴィン兄弟によるツインヴォーカルが交互にしかも高いテンションで繰り広げられる様はもう芸術の域に達しているとさえいえるだろう。デスヴォイスとノーマルヴォイスの複合技は珍しくはないがここまで聴き手を引きこむとは恐れ入りました・・・。この楽曲の構築美と激しさは、ある意味MESHUGGAH を彷彿とさせるがそんなに難解な印象はないので比較的受け入れやすいタイプの激音美旋律メタルだと思います。
荒れ騎士 2006年3月26日(日)23時18分

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