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RATTENKONIG / MUTIILATION
フレンチカルトブラックメタルの5th。
ここでヴォーカルのスタイルが呪詛系に変化。Attilaも真っ青のカッコ良さ!
でも印象的なメロディーが少なくなったから個人的にはイマイチですかね…
闇の中に蠢く「何か」を表現したかのようなアルバム。
めっちゃくちゃ暗いです。フェードアウトが多いのもいい感じ。
とにかく不気味に真っ暗。やばいです。
チープな例え方かもしれませんが、ゲームで言うと「サイレント・ヒル」みたいな…。
そんな感じ。好きな人には堪らないでしょうね。
名盤ですよ〜。
ドラムがかなりインダストリアルっぽくなってるのでいまいちかな。
でも楽曲のレベルは高いです。
2005年発表の5th。
初回限定盤1000枚は特殊パッケージみたいです。私の持ってるのは通常盤ですが…。
3rd、4thと比べると結構変化してますね。
まず音質が前作のような耳を突き刺すような独特のノイジーさではなく、ザラザラした質感の
この手が好きな人には心地良く感じるであろうノイジーさになってます。
ヴォーカルのスタイルも変化し、呻き声・呪詛的な表現力が更に上がっています。
流石Meyhna'chは一度ジャンキーを経験しているだけあって、シャレにならない気持ち悪さが
あるような歌い方ですね。たまにヘッドフォンの中を蠢くようなミックスになっていてかなり不気味。
その2点は良かったんですが、上でも語られている通り印象に残るメロディが
減ってしまった事はかなり痛い…5曲目やタイトル曲などは相変わらず素晴らしい
メロディセンスなんですが、個人的に前作や前々作は気分の乗らないときに聴いても
引き込まれてしまうんですが、今作はそういう気分で聴くと途中で飽きてしまう事も。
進歩している所はしっかり進歩しているし、これで3rdや4th程に鮮烈なメロディが多ければ
間違いなく名盤だと思っていただろうし、惜しい作品。硬派になったともいえるのかもしれませんが…。
前作よりさらに荒々しくファストに、さらに暗く不穏な空気になりました。音質も悪くなった気がします、低音が効いた様な、ごもった音質になりました。Meyhna'chのカルトな精神が窺えます。ですが、残念ながら今作は、強烈な個性が薄くまった気がします。前作聴かれた様な、決定的なメロディも欠いてます。MAYHEMっぽい雰囲気も少しします。