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WELTANSCHAUUNG / NOKTURNAL MORTUM
2005年発表の4thアルバム。
前作の発表は99年だから…約6年振りってこと!?
去年このバンドが沢山の作品を再発したのはこの為の伏線だったんでしょうか。
音楽的には前作同様、時折挟まれるお祭り的な民族音楽パートが楽しく、それでいて切ない
ブラックメタルなんですが、前作の不満が解消され、丸くなったという意味ではなく
聴きやすくなったように感じます。音質も良いとは言えませんが、低音の「ガーー」が
無くなった為、曲を集中して楽しむ事が出来るようになったと思います。それに加え、
ギターも平坦リフは多いですが、ところどころはっとするような叙情メロディのリフも
弾いていて、聴き手を飽きさせるといったことは全くありません。
疾走感があるパートが大幅に減り、大らかさや貫禄を感じさせるパートが増えた事や、
一曲ごとにインストを挟んで進行していくアルバム構成も前作と異なるポイントですね。
ただ、歌入りの曲は6曲で、しかもそのうち3曲が「The Taste Of Victory」と被るのが
ネックになっているかもしれません。それと、歌詞を読むと「ヴァルハラ」「ラグナロク」の
概念が取り入れてあったり、リスナーへのメッセージ(?)のような所に「ヴァルハラで会おう」
みたいな事が書いてありましたが、NSから北欧神話に傾倒したんでしょうか…?
詳しい方解説をお願いします(笑)
ちなみに、初回限定1000枚はA5ケース付きで、正直言ってかさばります(笑)
でも通常盤、店頭で見た限りではタイトルや曲名がウクライナ語ぽかったので、英詩のものが
欲しい方は急いだ方がいいかも。(でも通常盤、歌詞どうなってるんだろ?)
メンバーの写真が白塗りから中世の騎士っぽくなっているので、路線変更したのかな?
曲は民族全快といった感じ。疾走系が好きな人には物足りないかもしれません。
Oriana MusicとドイツのNo Color Recordsの物とでは、インスト部分・歌詞が違うようです。
Oriana Musicの物はタイトルがМИРОВОЗЗРЕНИЕ(意味は同じ)となっているので、歌詞はおそらくウクライナ語でしょう。
どうでもいいですが、歌詞・タイトルが読みづらいですw
録音状態が向上してテンポが落ち着いた印象、よりボク好みのサウンドに変化。
ウクライナ産というだけあって異国情緒溢れるペイガンメタルを聴かせてくれる。
異国の壮大な大河ドラマといった印象のコンセプチュアルな造りで、以前の疾走感は失せたものの、より奥深いモノを感じます。
民族的イメージを想起させる弦楽やSEをふんだんに盛り込んだ楽曲でありながら、決してメタルらしさを失っておらず、テンポダウンしたとはいえ、極右的思想からか激しく説得力のあるサウンドに仕上がっていると思います。
↑↑の回答ですが・・
もともとアンチクリスチャンで、極右的な国家社会主義を貫く強固な思想をお持ちのバンド。
元来いた先住民族国家を取り戻そう・・のような思想が色濃い作品らしいです。
その思想が良いか悪いかは別として、そういう強い思想が根付いた作品ということでインパクトは大きいです。
もともと国家社会主義思想のナチスは北欧神話やゲルマン神話の研究が盛んでした。
またNMのボーカルはBlood&HonourUkraineにも参加するいわゆるネオナチです。
ナチスキンヘッドのバンドにも北欧神話を題材にしたバンドが結構多いので、
思想的には変わってないでしょうね。
毎年、地元ウクライナにおいてKolovorotフェスティバルというのを開催しています。
地元のバンドばかりで行われるライブでして結構良いバンドがたくさん出ているようです。