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PARASITISM / THREAD WORM
スカルクラッシャーからのパワー/スラッシュメタルバンドです。スカルクラッシャー出身なのでどうしてもrosenfeldと比べてしまいますがやはりrosenfeldには一歩も二歩も劣ります。あまりぱっとしないヴォーカルにパッとしないメロディラインが目立ちます。スラッシーにかっこよく疾走するパートもありますがアルバム全体的に見るとやはりrosenfeldのレベルにはほど遠いです。まだまだといったところでしょう。いかにrosenfeldがレベルの高いバンドたったかをひしひしと感じます。
ちんちん丸 2005年8月17日(水)16時26分
同じSKULL CRUSHER RECORDSに所属するビジュアル系スラッシュ・メタル・バンドで、バンド名の語感も
似ているせいか、時々、北海道出身のGURADGE/CURSE(良いバンドでした)とゴッチャになってしまう事が
あるのだが、本作は大阪出身の4人組THRED WORMが'95年に発表した1stアルバム。
元ROSENFELDのVo、HISAYOSHIがバンドと共同でプロデュースを手掛けているという事で、サウンド的にもROSENFELDと
共通点の多いパワー/スラッシュ・メタルを演っているが(機械的なエフェクトで歪められたVoの歌唱はもろHISAYOSHI風)、
畳み掛けるように疾駆するOPナンバー①から、尋常ならざるアグレッションを発散するラスト・ナンバー⑧に至るまで、
重厚に刻まれるリフ、硬質なビートを叩き出すリズム隊、なかなかに聴かせるメロディを紡ぐG、
きっちりとメロディを追いかけて歌うVoといった要素から構成される楽曲は、ROSENFELDほどの際立った個性やドラマ性は
感じられないまでも、その分、ストレート且つ正統派へヴィ・メタル色の濃い仕上がりで、かなり取っ付き易い。
中でも、前述の高速スラッシュ・チューン①⑧、一際メロディックに展開する8分以上の大作③、パワー・メタリックな
リフのカッコ良さにグッと掴まれる④、華麗に疾走するGソロにガッツポーズものの⑤といった楽曲は出色の出来。
クオリティが高い割りに、一定のテンションで本編が進行していくため、山場に乏しい構成が惜しまれるが、とりあえず、
ビジュアル系云々という偏見から聴き逃すのは勿体無さ過ぎる、パワー/スラッシュ・メタル・アルバムの力作。