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RED FOR FIRE - AN ICELANDIC ODYSSEY PART Ⅰ / SOLEFALD
ノルウェー出身、シンフォプログレブラックメタルバンドの5th。
コンセプトアルバムの第一章にあたる作品との事。
2人組だが、音は重厚かつ荘厳で曲中に巧みに織り交ぜられる弦楽器が知性を感じさせる。
ブラックの持つ暴虐性も失っていないが、ヴァイキングメタル調のノリなので、
ブラック好きよりもプログレ好きやゴシック好きにオススメしたい作品。(88)
2005年発表の5th。
アイスランドを舞台にした物語がコンセプトになっているせいか、今回はヴァイキングメタルの
要素が強いですね。歌詞を見るとオーディンを始めとして戦乙女やドワーフ、ロキなど、
ファンタジーや北欧神話好きにはお馴染みの面々が出てきて、歌詞を読んでて楽しい。
…んですが、正直言って音楽的には前作の方が良かったと思ってしまったり。
今回もサックスはちゃんと出てきますし、ストリングスの入れ方などはやはり知性的で
素晴らしいのですが…。特に音質がヘヴィでもないのにリフとデス声で押すパートが
イマイチなんですよね…。しかもそのパートが結構多いし、デス声も×チガイじみた
狂性がないので、それが続くと結構だれてしまいます。ただ、「SUN I CALL」や
「WHITE FROST QUEEN」といったプログレ路線の曲は相変わらず素晴らしいし、
前述のストリングスの入れ方の上手さもあるので、全編つまらない曲と言うのは
無いと思います。…が、前作の素晴らしさを知る人としては、もうひと押し欲しかった所です。