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EDGE OF THORNS / SAVATAGE
SAVATAGEで一番好きな曲は“GUTTER BALLET"です。ドラマティックで美しいこの曲はHM史に残る超名曲だと思います。が、アルバムで一枚挙げるとなるとこの作品ですね。
全編に渡って故クリス・オリヴァの歌うようなGが散りばめられていて、それがまた曲調とマッチしていて化学反応を起こしていました。当時の新Voザッカリー・スティーブンスの歌唱法・声質がジョン・オリヴァと似ていたため、Vo交替はそんなに劇的ではありませんでしたが、とにかく主役はクリスのギターって印象があります。リフがめっちゃ歌いまくってますよね。個人的にはSAVATAGE=クリスのGなので、彼の事故死は本当に残念でなりません。R.I.P。
サウンドは十分ヘヴィでありながら癒されます。いい曲が揃っています。
ところでSAVATAGEにはジョン、クリス、マイケルの3人のオリヴァさんがいるんですか!?
ミドルネームだったんですね。早とちりでした(汗)。c scratchさん、ありがとうございます。
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はじめて聴いたSAVATAGEのアルバム。EDGE OF THORNSのイントロでやられてしまいました。クリスは構成美を大切にしながらも即興的なスリルも忘れない、一番好きなタイプのギタリストです。こういうセンスを持つのはジョージリンチなど極めて特別な才能を与えられたタイプだと思います。本作は楽曲も粒揃いで、ザッカリーの声も非常にマッチしていると思います。このあと来日してくれれば・・・。このアルバムのツアーのブートビデオを観ながらいつも悔しがっています。C3さん、クリスのフルネームは、クリストファ・マイケル・オリヴァですよ。
個人的にはジョン・オリヴァのヴォーカルの方が好きだが、ザッカリーも良いヴォーカリストだ。“Follow me"の歌唱なんか見事である。
が、主役はクリス・オリヴァのギター。私は「GUTTER BALLET」でのギタープレイが一番好きなはずなのだが、今こうしてこのアルバムを聴いているとこっちの方が上のような気もしてくる。洗練された楽曲の上を駆け巡る(この人のギターは「駆け巡る」とか「歌う」という表現がぴったしだ)のを聴いていると本当に気持ちが良い。バンド全体のまとまりもあって、素晴らしい作品だ。
このアルバムが僕にとっては人生の宝物です。クリスのすばらしいギター、特に2,9は圧巻です。さらにはクリスの命日にラジオで聴いた5,6は僕にとっての世界一の曲であることは一生変わりません。クリスよ永遠に。
久々に聴き直してみた。
前作、前々昨が偉大なだけに、聴いた時はぱっとしなかったけど、聴き直したらこれが中々良い。
ザッカリーは、パワーダウンして歌ってる時は良いのに、力を入れると先代「ジョン・オリヴァ」風になってしまう。意識してんのかな?
オープニングから最後まで(異色な3曲目を除いて)サヴァタージ節とも言えるべきダークで正統なメタルは健在。
クリスのギターは相変わらずズバ抜けてます。
ギター初めてすぐに「イラプション」完コピという才能は伊達じゃなく、アーム、ピックスクラッチを多様してフレーズに勢いをつけるのはエディ譲りだけど、エディにはないフレーズ感、ソロの構築美は素晴らしく、生存していたら今でも僕は崇拝していたと思います。
本当に惜しい人を亡くしました・・
ザッカリー・スティーブンスは歌うまいっすね〜。
劇的な要素はSTREETS A ROCK OPERAより少ないかもしれないけど(それでも十分劇的です)、前述のザッカリーの歌唱力とクリス・オリヴァのギターがあれば名盤誕生でございます。
それにしてもSAVATAGEのバラードは心に染みますね〜。
久しぶりに聴きました。
何だか以前はあんまりいい印象を持って聴けなかったこのアルバムだけど、
今聴いてみると、かなり良い作品ですね・・。前の印象はなんだったんだろ・・・。
全曲印象的なフックが用意されてていて中だるみ&しりすぼみを感じさせません。
SAVATAGEはこの作品と「GUTTER BALLET」「STREETS A ROCK OPERA」
しか聴いていないんですが、このバンドのアルバムって「中だるみ&しりすぼみ」
が無いような気がします。曲配置のセンスがいいのかな・・。
特筆すべきはクリスのギター・・ホントに素晴らしいですね。
リフづくりのセンスの良さ、ソロの構築センス、テクニック、音色・・等々。
有名バンドに加入していたら一流ギタリストとしてさらに評価を上げていたでしょうね。
Ozzyなんかに加入していたらかなり素晴らしい作品が出来たのではないでしょうか。
すごく相性合うと思います。
欧州ではもの凄い人気があるのに、ここ日本ではいまいちという位置に留まっているバンド、それがSAVATAGE。個人的にはQUEENSRYCHEやMEGADETH、DREAM THEATERと同等の位置で語られても何の遜色も無い素晴らしいバンドだと思います。
この作品はザッカリー・スティーヴンス加入作であると同時に、クリス・オリヴァの遺作でもあります。前作までのジョン・オリヴァのヴォーカルと違い、今作ではザックがヴォーカルを取るようになったことで毒々しさが減り、よりスマートな印象になったと思います。クリスのギターがやっぱり目立っていて、一音一音に熱のこもったトリッキーなソロを聴かせてくれます。
楽曲的にも素晴らしい曲が満載で、一つ一つの説得力はハンパじゃなく高いです。オープニングの「Edge Of Thorns」は個人的に「Gutter Ballet」より上。「He Carves His Stone」も静と動、美と破壊の対比が絶妙です!!!。「Labyrinths」〜「Follow Me」も本当に心にグッと来るものがありますし、もの凄いギターソロが聴けるメタリカ風の「Degrees Of Sanity」もなかなかの佳曲だと思います。
そして究極のバラード「All That I Bleed」!!!。これを聞くたびにクリスの死を思ってしまいます。歌詞もいいし、とにかくイントロからピアノ一本で静かに歌い上げるザックのヴォーカルがいい!!!。色気さえ感じずにはいられません。そしてバンドが絡んで来るところは、大空に大きな翼を広げて飛翔する鷹を想像させます。とにかくこれは超超超名曲だ〜!!!。(ベストアルバムに入っていたジョンの弾き語りバージョンもよかった!)
しかし、クリスの悲劇の死は今となっては本当に悔しい。
このアルバムの楽曲の底知れぬクオリティの高さをもってすれば、もっと凄い曲を書いてくれたんじゃないかと思ってしまいます。
でもこの時点でバンドを止めずに現在も頑張っているバンドにはずっと期待しています。最近は目立った活動が無いですが、もう一度ファンをあっと言わせる作品を作って欲しいです。(ザックとアル、戻ってくれないかな〜・・・笑)
やっぱりSAVATAGEはあんまり人気が無いな。一人でも多くの人が興味持ってもらえるように文章はかなり下手やけど書いてみよっ!
SAVATAGEと言えば、オリヴァ兄弟、オリヴァ兄弟と言えばギター担当の故クリスファー・マイケル・オリヴァ。クリス・オリヴァと言えば最も過小評価されていたギタリストの一人です。
僕はギターの技の事とかよくわかんないので勝手な想像ですが、故ランディ・ローズ、ジョージ・リンチに興味がある方は是非聴いてみて欲しい。共通点があるような気が・・・。どこか内向的な感じがするわりには華麗で切れ味抜群で繊細で、天才肌というか多分天才。
技が使いたいから曲作るんじゃなくて、心の底から湧き出てくる音色を表現したくて練習するタイプのように感じる。(←勝手な想像です。)
このバンドの代表作は、おそらくは「GUTTER BALLET」と「STREETS A ROCK OPERA」の2枚なのかな?
彼らの音楽性・オリジナリティはこの2作で完全に確立したと言えるでしょう。
でも、全体的に(ヴォーカルに ? )クセが無くてすんなり聴き易いのは、多分この作品だと思います。
持ち味のドラマティック & ダイナミックさと叙情性の融合も、全く損なわれていません。
個人的にタイトル・チューン「Edge Of Thorns」は、珠玉の名曲「Gutter Ballet」に匹敵する素晴らしさ。
初めてSAVATAGEを聴くなら、僕はまずコレをオススメします。
・・・こんなにハイレベルな音楽やってたのに、ホント知名度低くなってるなぁ。
このアルバムの気品、みたいなのが好きです。
(別にザッカリーが当時着てた貴公子みたいな
ヘンテコファッションが好きな訳ではないですが)
ジョンも素晴らしいボーカリストですが、ザッカリーの声には「クセ」が無い分
曲調も相俟って正統派ど真ん中に凛々しく佇んでいる様な、そんな作品かと。。
ザッカリー加入、そしてクリスの遺作
1,6は勿論のこと、9も素晴らしい名曲です。
日本でこんなに下等評価されているのは、本当に残念です。
ジャケットも良いですよね。
ギターの国から2002.遺言さんの意見に同意します。
ここまで書かれたらもう何にも書く事はございません・・・。
日本での評価が低くても、聴いた人が良い音楽だと認めてくれれば良いよ。
残念な事にクリスの遺作になってしまいましたが、凛とした楽曲のセンスは
抜群だった。惜しい才能を失ったものだ・・・。
このバンドなんかも結構名作と呼べる作品を残しているけど、恐らく一般的には地味な存在なのだろう。こういったバンドは固定ファンはそこそこ存在するが、音楽性の影響でなかなか新しいファンを獲得しにくいのである。例えばこのアルバムなんか隠れた名作で、初めて聞いた人の中には、サヴァタージってなかなかいいじゃんと思ってくれる人も結構でてくるのではないか。このアルバムかこの前作、前々作あたりがおすすめである。
正直いってジョンよりザッカリーの方が歌がうまいっす。うまいと言うより声質が良い。ジョンの声はメガデスのムステイン系でクセがある為好き嫌いが別れる。しかしザッカリーの声はジェフスコットソート系で上品な万人ウケする声だと思います。クリスのギターも今まで以上にメロディアスで素晴らしい。3大アルバム「GUTTER BALLET」と「STREETS A ROCK OPERA」と当作品の中ではこれが一番好きです。しかし、ジョンオリヴァあってこそのオカルト的なメロディーなんだろうけどね。まさにこのバンドはオカルト・オペラ・ハードロックです。
よく聴くとこのアルバム、クイーンズライクに似てる。ボーカルはザッカリーの方が好きだな。このボーカルすごく器用だと思います。ジョンがボーカルを任せたのもわかる気がする。高域から中域にかけてとても伸びが良い。ただ低域は・・・だけどね。とにかくクリスの遺作なだけに、ギターも素晴らしく聴こえる。間違いなく最高傑作だね。ストリーツロックオペラをザッカリーが歌ったら最高だろうな。この作品の後このバンドは路線がダーク・へヴィにかわったように思う。やっぱりギターリストが代わるとよくないね。
アルバム全体としては曲数が若干多めで多少ぼやけた印象があるが、重厚で格式ある正統派HMアルバムだったと記憶しています。
ギターしっかり聴き直してみたいけど今手元に無くて聴けず。
ジョン・オリヴァ(Vo)が脱退。後任にジョンと良く似た声質(彼より癖がなく、万人受けするタイプの声)の持ち主、
ザッカリー・スティーヴンスを迎え入れ、'93年に発表した7thアルバム。
メイン・ソングライターの1人だったジョンを欠いた事で、作品のクオリティの著しい低下が懸念されたが、蓋を開けてみれば
そんな不安は、冷ややかにして儚げなピアノの音色で幕を開け、重厚に刻まれるリフ&リズムの上をクリス・オリヴァのGが華麗に舞い、
ザッカリーが堂々たる歌唱を披露する“GUTTER BALLET"クラスの名曲①が始まった途端に、綺麗サッパリ吹き飛んだ。
アルバム全体としては、前作『STREETS A ROCK OPERA』の如き緻密さは薄れ、肩の力の抜けたストレートな仕上がりながら、
起承転結がビシッと決まったドラマチックな②、クラシカルなインスト曲⑤から繋がる壮麗な⑥、柔和で優しげなバラード⑩等、
SAVATAGEならではの「気品」と「劇的さ」に彩られたHMナンバーもしっかりと収録されているので安心されたし。
但し、ボーナス・トラックも含めて全15曲というボリュームは明らかに詰め込み過ぎだし、各楽曲の出来にもムラがあるので、
11曲目以降は少々ダレる。既に完成していた本作に、更に曲数を追加するよう命じたというレコード会社は何を考えていたんだか・・・。
しかし、そうした地味な楽曲の中にあっても、きっちりと聴かせ所を演出するクリスの「よく歌い」「よく泣く」Gプレイは
眩いばかりの強い輝きを放っていて、突然の事故死により、これが彼の遺作になってしまった事実を、一層惜しませるのであった。R.I.P.