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HEART OF AGES / IN THE WOODS
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1995年発表、1st。
ノルウェイのヴァイキング・メタルです。
ドラマティックな音なんですが、どこか、モダンな感じのキーボードの音。
決して速くない、ミドルテンポな楽曲は北欧の森の中にいる感じ。
異論はあると思いますが、個人的な意見を述べますと、
私は、日本のファー・イースト・ファミリー・バンドに似た印象を持っています。
FEFBはメタルの要素は皆無ですが、
ルーツにこだわった、バタ臭いドラマティックさというのが共通要素といえます。
ボーナストラックは、ジェファーソン・エアプレインの「ホワイト・ラビット」。
fk 2005年9月26日(月)1時12分

ブラックメタル黎明期を地味に盛り上げたバンドの一つでしょう。楽曲は基本7〜15分と長めで、プログレと言えなくもないのは、日本盤がマーキー/ベル・アンティークから発売された事からも分かります。
歌詞は・・・ブラックメタルと言えば「悪魔崇拝」「絶叫」「ブラスト」しか思い付かない方には驚かれるでしょうが・・・えっと一言で言って「大自然の素晴らしさ」です。本当です。バンド名もそうじゃないすか。ブラックメタルって実は土着的な音楽なんですよ。「Death」とか「Satan」と同等に「Forest」「Winter」とかもよく出てくるんで。

ただこの人達、自然信仰はいいんですけどちょっと行き過ぎというか・・・「森林に包まれて」「葉からこぼれる光が」などという言葉はどこにもなくて・・・ヴァイキングの歴史も同時に語っているせいか無闇に猛々しくて、スケールがでかいんですよ。

男が傷付きながら大自然を彷徨っていたら、何が起こったのか突然「俺は輝く・・・俺は輝く・・・プリマ・マーテルの力」「永遠におまえの中に、俺はナイト」とか言い出したり、知恵の神が血管に流れ始めて「俺は巨匠」といきなり豪語するのに「だが神ではない」と謙遜するとかどうにも付いていけない。
曲もそれに合わせて作られており、幻想的で美しい旋律の中を男声が情熱的に歌い上げている、と思ったら何が起こったのか「ァオーゥッ!」と叫んで発狂、バックも負けじとスピードを上げていったりとか。そうやって絶叫しまくった挙句に「・・・というわけで」とか素に戻って語られても困るんだが。

こうして大自然を歴史と神の視点で語っておきながら、ボーナストラックが「ホワイト・ラビット(白いうさぎ)」というのも腑に落ちない。
mokusatu 2006年4月18日(火)4時39分

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