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BETTY / HELMET
芝生で花を持って微笑むブロンドの清楚なおねぇさんが意味不明なジャケの、'94年発表の3rdアルバムです。慣れるとそのうちこのアートワークがぴったりに思えてくるのが、ヘルメットの怪しいところじゃないかと思わなくもないです。
基本的にはヘルメットらしいヘヴィ・ロックなんですが、過去最高に幅が広いです。
歌メロがポップだったり、ジャズや埃っぽいブルーズが顔を覗かせたり・・・。
硬派なファンには散々な評価みたいですが、面白くて私は大好き。名盤の誉れ高い前作より好きです。
卒論を書いてるとき、これとミニストリーの『トゥイッチ』にはお世話になりました。妙に聴いてて頭が冴えてきます。
初helmet。前作が名盤てことを知らずに買ってちょっと後悔もありますが、その辺の新譜
より余裕でアタリですねこれは。
一聴してわかるのはhelmetが90年代の米へヴィロックの礎を作っていたということ。
この乾いたリフと『カンッ』て高揚感を煽り、完全にリード楽器と化したドラミングは
ツボを的確に突いてくる。手数の多さも丁度いいしドラマーのセンスがいいのはひしひし伝わわってくる。何回か聞いてリズムを覚えてくると無意識におっかけてしまう中毒性もある。
骨格がやたらしっかりしてて、このグルーヴ感は今の若いバンドの手本になるべき
ところが多くあると思う。ちなみに4曲目が特に好き。↑うにぶさんは『歌メロがポップ
だったり』といってますが、これポップですか〜!?安売り期間1680円は久々いい
買い物だった。前作ミーンタイムも買う価値ありか。
グリズリー 2006年7月28日(金)12時21分
