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PAINTING ON GLASS / THE 3RD AND THE MORTAL
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96年発表の2ndアルバム。

前作と比較すると、音像は結構変わってます。
キーボードやノイズ、サンプリング、また曲によってはメロトロンやトロンボーンなどを
使うようになり、音色が増えた事で華やかな感じに…なるはずもなく(笑)、むしろそれらの
使い方のせいで前作以上に鬱々とした雰囲気を醸し出しています。
まるで海外の路地裏のホテルの「眠ったら二度と目覚めないベッド」の上で、
色の無い夢を見ているような頽廃的な空気感があります。
とはいっても今のところの最新作「Project Bluebook」を聴く限り、現在はほとんど
トリップホップやインプロに傾いているようですが、このアルバムはちゃんと泣きのリフも
出てくるし、ドラムも生を使ってるようなのでメタラーでも結構受け入れやすいんじゃないでしょうか。

そして音楽性の変化のせいか、ヴォーカルも交代しました。
今作でVoを担当するAnn-Mariは、高音での優しげな歌唱においては流石にKariの方が
上だと思いますが、その分声の種類が多いです。威圧的な声も民族音楽にありそうな
妙な音程の揺らがせ方もこなしちゃいます。流石ATROXの変態ヴォーカリスト、
Monikaの姉だけの事はありますね(笑)。ただMonikaよりはまだ聴きやすいというか、
リスナーフレンドリーな気はします。私的にはKariと同じくらい良いヴォーカリストだと思います。

このアーティストの名盤は一般的に1stとされているようですが、個人的にはこの作品も
名盤に推したい所。アルバムを通じての頽廃的な雰囲気が凄く良いです。
Usher-to-the-ETHER 2005年10月15日(土)16時18分

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