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CHOPPING BLOCK BLUES / BLOOD FEAST
ニュージャージーのスラッシュメタルバンドの2nd(1989年リリース)。
ウンコスラッシュレーベルNEW RENAISSANCEを離れRESTLESS/COLOSSALと契約。
これが大正解で、前作までのバカバカしいまでの迫力や勢いは薄れたものの、曲の出来や演奏力、音質が普通にアップ。
ゲイリー・マルコヴィッチのヴォーカルスタイルもトレブリーで攻撃的な吐き捨て声から変化し、説得力ある声で歌うようになった。
マイク・バスデンの危なっかしいスリリングなギターソロも魅力!
凡百のSLAYERフォロワーの中でも群を抜く実力を持ったバンドだった。
「ニュージャージーと言えばBON JOVIだろ」という世間の流れに一矢を報いたスラッシュの名盤(全然売れなかったが)。
バンドは残念ながら本作を残して解散。
イヌスケ 2005年12月17日(土)15時30分
デビュー作で炸裂していた、歪みまくりのダーティなVoと、ジリジリとノイジーで破壊的な
Gの音色が改善され(されてしまった?)、随分と聴き易くなった'89年発表の2ndアルバム。
相変わらずスラッシュ・メタル以外の何者でもないサウンド・スタイルを貫いているが、
今回は若干メロディにも気を使った作風ゆえ、無闇矢鱈な迫力が後退してしまっていて、
その辺に不満を覚える硬派なスラッシャーも多かろうが、メリハリの効いた楽曲は前作より格段に
ダイナミズムに溢れ、そのクオリティは確実にUPしてると思うので、個人的には無問題。
但し、個々の楽曲は悪くないのに、通して聴くと強烈な聴かせ所(キメ曲)に乏しいため、
アルバム単位での印象がイマイチ薄いという弱点は、1stの時と同じ。