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あぶらだこ(穴盤) / あぶらだこ
「都塵気孔」「夏風邪へ魚群」「鰐園」「自転車の窓から」「トリプルレインボー」など、多数の名曲を有する作品。
曲名からも察せられるように、歌詞は意味不明。しゅーる。
ただ、断片的につかめるその内容からすると、なかなか真面目に現実を見つめたものだったりする。
「夏風邪へ魚群」なんかは、都会の人の群れを鋭く(嘲笑的に)描写できていると思う。みぃんみんみんみ〜ん。
曲自体も歌詞に負けず劣らず意味不明。反面、奇妙なほどにポップでもある。
ユーモアがあるので(シニカルなものですが)ひとりよがりには感じません。
テキトーっぽい演奏も、実はけっこう計算されてます。
「自転車の窓から(自転車に窓はありません)」〜「トリプルレインボー」の流れは圧巻です。
総評。
初期の作品、「木盤」「亀盤」などには劣るものの、なかなか良く出来た作品。
ジョークで言えばブラックジョーク。あぶらだこは、そんなバンド。
初めて聞いたのがコレだった。
病気で寝込んでいたときに聞いたから
すっげー滅入ってしまった記憶が(苦笑
でも好き。
個人的には「都塵気孔」と「夏風邪へ魚群」がお気に入りです。