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DOWN IN ALBION / BABY SHAMBLES
今までの騒動がウソみたいな、素晴らしい出来。
こうなると、何でリバティーンズ解散させちゃったんだよ、と言いたくもなりますが、まあ
いいでしょう。
内容的にも、ピートの本領発揮な充実した楽曲揃いで、特にラスト2曲には感動を覚えず
にはいられません。(やっぱカールの声が聴けないのには、寂しい思いもしたけど・・・)
とりあえず、今後も目が離せません。
ロック23 2005年11月28日(月)21時29分
神は何故このような男を作りたもうたのだろう。
ドラッグ漬けが原因で数えきれぬほどの逮捕騒ぎを起こし、21世紀最高のバンド(となったであろう)リバティーンズをも葬ってしまった…、おそらく世界一の有名なろくでなしである“ピート・ドハーティ"。
しかしその現実とも非現実とも分からぬ意識から、ロックン・ロールのもっとも熱い核の部分を嗅ぎ分け、表現する素晴らしい力が彼には備わっている。
そしてその痛々しくも美しい剥き出しの心に触れると、我々は忘れかけていた何かを思い起こさせる気持ちになるから不思議だ。
我々を覆っているステータスやくだらないプライド…、そういった鎧を剥がされていく感覚である。
そう思うとピート・ドハーティは明日の我が身ではないかとさえ思えてくる。
吹き溜まりの中で自己嫌悪に陥りながらも自虐的に歌を紡ぎ出すピートは…、実は誰よりも圧倒的にまっとうに生きている。
世界とピート、狂っているのはどっちだ?
世界の大半は、醜く半端ないやらしい存在なのではないか!?
リバティーンズの1stから、ピートの演奏と歌声はどんどんヘロヘロになっていく一方だ。
しかし“凄み"が増しているというのは一体どういうわけだろう。
彼の行く末は誰にも分からないが、彼をせせら笑い切り捨てるような事はしたくないと思った。
ゆうにゃん 2006年1月12日(木)15時42分
正直、買うつもりはなかった。
Libertinesの大ファンだった自分にとってピートの現状は見るに堪え難い。
某フェスでのパフォーマンスを見て、この男はもう終わった、とさえ思った。
しかし、レコードショップで試聴したら、買わずには居られなかった。
あぁ、ボロボロになっても才能は失われていないのだな、と思った。
Libsのデビュー程の衝撃は受けなかったが、確実に2ndより上だ。
嬉しかったのと同時に、余計今の状況が歯がゆくなった。
このままこの才能を見捨てて消してしまうのは悲しすぎる。
これを買ったら薬代に成るのではないかと恐れながらも結局買った。
ただ「Killamangiro」は新しいバージョン期待してたのにシングル盤の方がよかった。そこが残念だった。