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PROPHET / PROPHET
劇的でドラマティックな1曲目は図抜けて素晴らしいが、その他のナンバーもレベルが高い。
音的にはプログレッシブハードロックと言う表現が妥当だと思う。
カンサス、クィーンズライチあたりが好きな人は是非聴いてほしい!
このデビューアルバムが最高だったため、セカンドが本当に凡作で落胆しました。
隠し味にはスパイスを一切使わない減農薬(無農薬じゃなく)野菜の持ち味を引き出そうとした西洋料理、みたいな??
HIGASIさんのおっしゃるとおり、1曲目がなかなか。
透明感は北欧のそれでなく、もっと都会的なものです。
下手をするとにAORに区分されそうな音ですが、曲の質はいいですねぇ。。
けんしょー 2004年2月27日(金)13時55分
後にNUCLEAR ASSAULTに加入して、ファンの引っくり返らせたスコット・メタクサス(B)を頭に、MESSAGEの
ディーン・ファザーノ(Vo)、DANGER DANGERのテッド・ポーリー(Ds)ら、メロディ愛好派のリスナーには
グッとくる面子が顔を揃えた、ニュージャージー出身の5人組HRバンドPROPHETが、'85年に発表した1stアルバム。
幻の名盤として一日も早い再発が望まれていた1枚で、'94年に日本で世界初CD化が為された時は大喜びしたものでした
・・・が、現在では再び廃盤。なんじゃそりゃ。
スペーシーな音色で、楽曲に奥行きを演出するKeyをたっぷりとフィーチュアした、叙情的でドラマティックな
ハード・ロック・サウンドは、80年代のKANSASやBOSTONといった、プログレッシブ・ロックと産業ロックの中間を行く
バンド群を彷彿とさせ、特に、Keyによるイントロ部分だけで掴みはOKとなる、荘厳なOPナンバー①と、
シングル・カットもされた都会的な哀愁漂うバラード⑥は、うるさ型のマニアからも「必聴の名曲」と高く評価される、
PROPHETというバンドの魅力が判り易く詰め込まれた仕上がり。しかもこのアルバムには、この2曲以外にも、
初期BON JOVI風のキャッチーさと哀愁を兼ね備えた③、切なさ炸裂の泣きメロ・バラード④、本編中では
プログレッシブ・ロック・テイストが最も強く出ていると言えそうな⑤、爽快に疾走するハード・ロック・チューン⑧と、
「この1曲のためだけでもアルバムを買う価値あり」級のクオリティの楽曲が目白押しなのだから堪らない。
PROPHETは、他にも2枚のアルバムを発表しているが、取り敢えず、真っ先に押さえるべきは本作で決まり。