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BLACK MOON PYRAMID / AXEL RUDI PELL
ドイツ人ギタリストAXEL RUDI PELLの7枚目のアルバム。Voはジェフ・スコット・ソート、Dsはヨルグ・マイケル。アルバムタイトルからも推測できるようにリッチーというかRAINBOWをかなり意識した内容になっている。お世辞にもGが上手いとはいえないが(Gのプロジェクトアルバムなのにね。だけどそこがみそ)アルバムの楽曲が素晴らしい。リッチーの物真似(ただし、Y氏のあれとは全くの別物。クラシカルフレーズを期待しないでね)の一言ではすまされない程、正統派HMを聴かせてくれる。Voのジェフ君もY氏の「MARCHING OUT」の時のような“ちょっと辛そう"ではなく、余裕を持ったハードで甘い?ボーカルを聴かせてくれる。「もし、RAINBOWにジェフ君が入ったら?」と興味のある人は是非聴いてみてください。(笑)
ちなみに10分にもおよぶアルバムタイトル曲は「RAINBOW RISING」のあの曲に・・・。
ドイツ人ギタリスト、アクセル・ルディ・ペルの初のライヴ・アルバム発表を経てリリースされた5枚目のスタジオ作品(1996年発表)。Vo.はジェフ・スコット・ソートが3作続けての参加。今作では、サウンドがよりアグレッシブになっており、これまでとは一味違った作品になった。アクセル節は相変わらず健在だが無理にギター速く弾こうとしているような印象があり、楽曲も多く、どこか散漫な印象のアルバムだ。ドラム・サウンドとジェフのVo.もイマイチ。しかし、やはり曲は良い。日本盤は"HEY JOE"のボーナス・トラック入りで15曲入りだった。"HEY JOE"は後に『THE BALLADS 2』に収録された。(テイチクより発売の日本盤は廃盤)
早弾きいっぱいいっぱい、ロングトーンでのヴィブラートは少なめ、
ギターだけだったらまぁなんとも頼りないAxel Rudi Pellが、
こうしてメタルの世界で活躍できているのは、ひとえに曲がいいからです。
Jeff Scott Sotoの、Talismanでのちょっぴり黒っぽい歌唱とはまた違った、
丁寧でパワフルで貫禄のある歌声も魅力的です。
最新作「KINGS AND QUEENS」を聴いてもっか彼のとりこになりつつある僕のw思う、彼の最高傑作。他のアルバムも急いで中古とかで揃えました。
とにかく楽曲が素晴らしい!
まさしくRAINBOWや「HEAVEN AND HELL」もしくは「HEADLESS CROSS」期のブラック・サバス、そしてDIOの世界観であり、フック満載のグッとくるメロディの連続である。ジェフの歌唱も素晴らしく、彼の凄さをあらためて思い知らされました。
オープニングのスピードチューン②からずっと名曲の連続で、キャッチーな哀愁ミドル③なんて「デズモンド・チャイルドがBON JOVIかアリス・クーパーに書いた曲です」と言われれば信じそうだし。本作はインスト曲が多いけど(14曲中オープニングイントロ①含め4曲)歌入りの楽曲は全てといっていいほど=個人的には息抜きの曲⑫以外は全て感動した。これほど名曲揃いのアルバムなど、そうそうない。
ちなみにバラードは⑧(この人のアルバムは毎回バラードが必ず収められている)で、ピアノから始まる美しい楽曲。大作はタイトル・トラック⑨のみ。なので非常にアルバム全体が締まっている。
本作は速弾きをGソロで結構フューチュアしてるが、正直全然プレイに関しては違和感ないと思う。たとえばMASTERPLANにおけるローランド・クロポウのプレイが嫌いじゃない人は問題なく聴けるんじゃないかな(結構二人って似てる気がする・・・)
他のオススメは次作の「MAGIC」、「KINGS AND QUEENS」などかな。でも正直、アクセルのアルバムはどれを買っても損しないと思う(1stと2ndは分からない、というか今回聴いてないから知らないけど)
DIOの曲もアクセルが書きゃいいのに・・・そんでギタリストはダグのままだったらDIOはまた全盛期だろうに(笑)
いやぁ聴けば聴くほどハマるわ。⑦「YOU AND I」も感動するし④「HOLE IN THE SKY」も躍動感あって素晴らしい。⑪「VISIONS IN THE NIGHT」もカッコよくて最高!それにしてもいいギター弾くね(本当ですよ)よく聴くと本作のGソロも速く弾く部分もあれど、やっぱタメの効いた丁寧に歌うように練ったメロディを弾く部分がかなり多い(リッチー・フリークだしね、彼は)。
タイトル・トラックは大作だが飽きさせない(あの「スターゲイザー」の再来です)。
このアルバムと次の「MAGIC」聴いてると、なんかリッチーにもう一回レインボー再結成して欲しい・・・とかDIOに初期の頃に戻って欲しい・・・とか、EDGUYの新作が期待ハズレでガッカリ・・とかいう気持ちがどうでもよくなってくる。
アクセルの残したこれらの作品が、全てを満たしてくれる。
少なくとも本作は、DIOの『DREAM EVIL』やサバスの『HEADLESS CROSS』、LIONSHEARTの1stらと同等に評価されて然るべき名盤である。
また、音楽性も上記のアルバム(LIONSHEARTに関してはアルバム中の「PORTRAIT」「LIVING IN THE FANTASY」「CAN'T BELIEVE」らの楽曲)に非常に近い。というか同じか。
また、ドラムがヨルグ・マイケルなので、ある意味ハロウィンやエドガイなどのジャーマンメタルやメロディック・パワーメタルのファンにとっても美味しいかもしれない。
本作の②「GETTIN' DANGEROUS」や次作『MAGIC』の②「NIGHTMARE」らはホントに速く、メロスピ並み(笑)である。そして音はギターも太く、中身のあるメロディを奏でるんだから、最高だ。
この頃まではアクセルも正当にBURRN!とかでも評価されていたと思うが(広瀬和生もこのアルバムを絶賛している)、いつしかB級のイメージが定着しているようで悔しい。
まぁとにかく最高のHM/HRアルバムだ。
どうもAXEL RUDI PELL は印象に残らない。
まじで聴きこんでみるか。
多分、ロックンロールスピリッツに欠けるんだろうな。
唯我独尊、自らのルーツとなる様式美サウンドを頑なに守り通す孤高のギタリスト、アクセルが放つオリジナル五枚目のアルバム相変わらずメロディアスでドラマティックなHR/HMを聴かせてくれます。この究極のマンネリズムとも言うべき世界に触れて欲しい、北欧バンド程に甘くならず、アメリカのバンド程に乾いてはいない、ドイツならではの勇ましいさと適度な湿り気が実に素晴らしい普遍の魅力を伝えてくれている。本家RAINBOWの負けずとも劣らない今作こそHMと呼ぶに相応しいのではないでしょうか。
「らしさ」炸裂のアルバム・タイトルに、お馴染みマーク・クリナート画伯が手掛けた美しく壮大なジャケット・アートワーク、
要所にインスト曲を配して、全編をドラマティックに物語っていく手法、「エジプト」をコンセプトにファンタジー色を強めた
歌詞の数々etc・・・と、アクセル・ルディ・ペル(G)ならではの様式美HMワールドが遂に完成を見た、'96年リリースの5thアルバム。
これ以降の彼は、今度は完成された「型」の中で如何に優れた楽曲を生み出すかに腐心していく事となる。
サービス精神が勝ち過ぎたのか、全15曲で70分を越える収録時間は幾らなんでも詰め込みが過ぎ、通して聴くと
若干の「ダレ」を覚えるのが難点なれど、1曲1曲の楽曲は相変わらずしっかりと練り上げられていて聴き応えは十分。
RAGEのピーヴィ・ワグナーがゲスト参加を果たし、硬質なBプレイを聴かせてくれるスピード・ナンバー②、
一緒に叫びたくなるサビを持つキャッチーなHMソング④、タイトルからしてRAINBOW〜DIO臭が濃密に漂う“STAGAZER"型の
劇的な大作⑤⑧、美しいピアノ・バラード⑦・・・といった楽曲は、どこに出しても恥ずかしくない様式美HMファン必聴の
名曲に仕上がっているのではないかと。(中にはジェフ・スコット・ソート色が強く出た⑬のような異色曲もありますが)
中期アクセル・ルディ・ペル・バンドの状態の良さがハッキリと伝わってくる1枚。
これが世に出た頃は「そろそろ来日公演かな」と本気で信じていましたよ、俺は。
正統派HMなのはいつも通りだが、いくぶん幅が広がった。たしかにDIOの曲をアクセルに書いて欲しい気がする(笑)。
ドラマティックな大作、メタリックな曲、リラックスナンバー、インスト曲などのバランスが良くて、とてもうまくまとまったアルバムだと思います。
自分はこれが初めてのアクセル・ルディ・ぺルでしたが、予想以上に個性的なギタープレイでいいですね。
ブリブリと垂れ流すような、気合の入った速弾きが面白い。たださすがにワンパターンにも感じるかな。
ジェフ・スコット・ソートもやはりいいねぇ。色んなタイプの曲を見事に歌いこなしてます。
しかし、ボートラ含めて計15曲で70分越えは全体的に長過ぎでちょっとダレますね。
個人的に、1枚のアルバムとして通しで聴くにはこれだけの長さならかなりのクオリティが伴ってないと、少し辛く感じるな〜。
もひとつな曲を2、3曲削ってもよかったんじゃないかな。そしたらもっと完成度が上がったと思う。