CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
VIGILANTE / MAGNUM
マグナムは本当に英国産のワビサビを心得たバンドです。最初、LONELY NIGHTを聞いた時は「何じゃこりゃ?ただのポップじゃん」と思いましたが2曲、3曲と曲が進行するに連れてその世界にハマり、7、8、9で号泣してました。イギリスだ、どこどこまでもイギリスだ。こういう作品があるから私はブリティッシュ・ロックが好きなんだ(アメリカンも好きですが)と妙に納得しました。
ML元編集長(当時BURRN!編集部)の増田さん、紹介してくれて有難う。
噛めば噛むほど味の出る作品です。
このアルバム、Queenのドラマー、ロジャー・テイラーがプロデュースやってますんで、ちょっとQueenっぽいとこあります。コーラスにもロジャー参加してます。
あれだけの傑作の後だけに、普通のレベルでは物足りないというのは欲張りでしょう。
キレは多少ないですが、凡百のこの手のバンドじゃここまでは、というもんです。
86年発売の6thスタジオアルバム
前作が割とメリハリのある作風だったのに対して、本作ではメロディアスな楽曲で生じる華美な部分を
前面に出さずオブラートに包んだ形で表現した、ある意味、マグナムの叙情性の極地に達した作品では
ないでしょうか。正にM.Jさんの仰る通り、噛めば噛むほど味が出るという言うアルバムですから何度も
聴く度に、新たな感動を与えてくれる1枚かと思いますよ。
MAGNUMを初めて聴いたのは前作ではなく、このアルバム(邦題名ロンリーナイト)でした。「5thこそMAGNUM」という先入観がなかったので、素直に聴いたのでメロディアス&哀愁好きの私にはドンピシャではまりました。大学時代に友人にCDを貸したまま卒業してしまい唖然…。ホント最高のアルバムです。
ボブカトレイのマグナムはASIAに音楽性が近い英国メロディアスハードロックです。しかしアルバムごとに違うのでロックンロールな時もあります。しかしこのアルバムはボブなので哀愁メロディーがつまったアルバムになっています。マグナムはボブカトレイが歌わないとだめだな。
前作『ON A STORYTELLER'S NIGHT』の成功を受け、メジャー・レーベルのPOLYDORとの契約を手に入れたMAGNUMが、
QUEENのロジャー・テイラー(数曲でバッキングVoも担当)をプロデューサーに迎えて制作、'86年に発表した6thアルバム。
ほんのりと漂うプログレ・テイストと、如何にもブリティッシュHR然とした陰影やドラマ性が大幅に後退した代わりに、
洗練の度合いをググッと上げて、ポップでキャッチーな産業ロック路線へと足を踏み入れたサウンドが、初期MAGNUMの
音楽スタイルを愛するファンの間で賛否両論を巻き起こした本作。だがしかし。高い大衆性と、強力なフック、
そして、哀愁のメロディに彩られた楽曲の数々は相変わらず強力極まりなく、コクが薄れアッサリ風味になったとは言え、
これはこれで非常に魅力的。このアルバムに伴うツアーがソールド・アウトの連続で大成功を収めたというのも、
大いに納得の行くクオリティを誇っているんじゃないかな、と。
特に、リズミックに弾むキャッチーな③、サックスをフィーチュアした哀愁のハード・ポップ④、優しく包み込むような
バラード⑦、力強く劇的なアルバム・タイトル・トラック⑧、ライブでの大盛り上がりが容易に想像できる、壮大で
ダイナミックな⑨といった、MAGNUMの新たな魅力を開拓した楽曲の平均レベルは総じて高く、初期の名曲群と比べても何ら遜色はない。
当時としてはモダンだったのだろうが、今となってはやや古臭い印象の否めないサウンド・プロダクションが惜しまれるし、
個人的には、この路線がボブ・カトレイのVoの魅力を十二分に引き出しているとも思わないが、ともあれ、質の高い作品である事は確か。
前作で魅せたポップフィーリングをより押し進めた作品です
ドラマティックなナンバーは勿論、コンパクトかつキャッチャーにナンバー
フックのあるメロディが目白押しの好盤です。トニークラーキンの滑らかなギタープレイが耳を惹き、そこに説得力のある歌が存在感を存分に見せ付けます。同郷のクイーンのロジャーテイラーがプロデューサーに名を連ねるだけのことはあり、合唱的なナンバーなんかも収録されている。唄を聞かせるアレンジはけして軟弱ななったわけではない