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THE OATH OF BLACK BLOOD / BEHERIT
ホロコーストさん率いるフィンランドのバンドの1st(1991年リリース)。
曲も演奏も全てが超極悪なブラックメタルです。
演奏は意外と下手ですが、たぶんホロコーストさんが楽器の練習を忘れたせいでしょう。
迫力と本気度だけは同郷のIMPALED NAZARENEを軽く上回ります。
ロゴが赤い赤盤と白い白盤があり、赤盤にのみイントロが入っています。
極悪なんですけど、これ聴くとテンション上がりますね。演奏のズレ加減が最高ですわ。
VONに次いでこの手では好きですね。
曲の展開や完成度なんざ全く眼中にねぇ!と言わんばかりの凶暴・極悪なプリミティヴ・ブラック。(この手が好きなリスナーからすれば最高の完成度なのだ!!)
まあ普通に聴けばただの騒音にしか聴こえないのかもしれませんが。友人には「う×こ」の一言で片付けられました。
しかし、この音が内包している、というよりも抑えきれずに暴発しまくっている鬼のような気迫や衝動・邪悪さを感じることができたらそれで良いと思います。多分本人達もそれだけなんじゃないかと思います。思想などは一先ず置いといて。
で、そんな親切なもの付けてやんないと言わんばかりに歌詞カードは無いですが、②「Metal of Death」では、"Metal of Death!"としか言ってません。超Coolです。
後期の彼らはアンビエント・インダストリアル的な楽曲に変化していったみたいですが、この1st(まあDemo音源などの寄せ集めになるんですが。)はブラッカー必聴の一枚だと思います。
演奏が上手ければいいってもんじゃないというのを体現する1枚。
邪悪さや勢いの本気度は半端じゃない。
カナダのBLASPHEMYと同時に語られることが多いので
ウォーブラック好きは必聴。
全てが極悪な作品。形振り構わず滅茶苦茶にキレまくっている感じであり、非常に危険である。聴いていて精神が侵されて行く感覚になれる。本当にブラックメタルが好きだというマニア以外は手を出すこと厳禁。