- 1. てらぴん 2003年9月30日(火)7時51分
- いままでボブシーガーのページがなかったなんて!
ボブ・シーガー。デトロイト出身。70〜80年代のアメリカを代表する超大物シンガー。 見た目はふつうにおっさん。しゃがれた声に骨太なロック、ピアノとコーラスも魅力。 発表したアルバムのほとんどがアメリカのチャートのトップ10に入り。 しかし、彼の成功までの道のりは困難に満ちていた。
「おそらく、十代のころの彼を知るかつての少年たちは、ロックのファンがすでに自分より20歳も若くなっていることに気づいたときのシーガーの気持に思いをはせるにちがいない。いつになったらこの先もう状況は変わらない、と諦めるのだろうかとも考えるだろう。そして、40歳に手が届きそうになってから、いよいよ最悪の事態を認めざるをえなくなり、仕事を求めて履歴書を書くはめになったときのボブ・シーガーの胸の内を思いやる。ところが、1980年、状況が変わったのだ。ついに---ほとんど魔法のように---シーガーの人気に火がついたのである。レコード購買層はニューヨークの孤独にもロサンゼルスの軽さにくみも倦きたらしい。ボブ・シーガーはそのどちらにも与したことがない。彼は、車の後部座席で過ごした夏の夜や小さな町で味わう孤独、そしておそらくは彼の顔も肌ざわりもとっくの昔に忘れてしまったはずの少女たちがかつて自分に語った言葉を歌う、典型的な中西部のシンガーとしてとどまっていたのだ。」(ボブグリーン著「アメリカンビート」より引用)
彼の歌は、彼が見てきたありふれた日常を丁寧に歌いあげている。喜び、悲しみ、信念、試練など。 彼の歌からアメリカ(とくに中西部)の風景や彼自身の人生を垣間見ることができる。 まだ、という人はぜひ聴いてください。ベタですが「Against The Wind」は必聴です。
イーグルス、ブライアンアダムス、トムペティなどが好きな人、 あるいはスプリングスティーンは熱すぎてちょっと苦手という人ならハマりますよ。 (あっ、そういう人ならすでに聴いているか)
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