今のカヴァーブーム (メタル雑談)
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332-1. 今のカヴァーブーム こうじろう 2003年12月1日(月)18時34分

J-POPのスレで出てきたあるアーティストを見て思い出してしまいました・・・・
僕が今たった一つだけ許せないもの!!!!!!!!!!!!!!
それはこのカヴァーブーム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやいや、大物アーティストがちょこっとアルバムの中に入れたり、片面(古い)の中に入れたりするのはまったく問題ないわけなんです!!!!!!!!!!!!!
ただ、無名の人、ちょっと知られてる人がちょこっとアレンジしただけで堂々と出して上位にのし上がってくるのが許せないわけなのです!!!!!!!!!!!!!!!!
しかも、僕が調べた結果、彼らはカヴァーが売れヒットし知名度が上がると、揃ってすかさずニューシングルを出すのです!!!!!!!!!!
何たる魂胆、何たる所業!!!!!!!!!!!
しかもこの流れが「流行」となる始末!!!!!!!!!!!!!!!!!
みなさん、許せますか!!!!!!!!!!!!!!!!
これは基本的にテク志向のメタルの世界ではありえないことですね!!!!!!!!!!!!


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332-60. Re:今のカヴァーブーム Usher-to-the-ETHER 2010年6月6日(日)8時7分

父が欲しがってたので、徳永英明さんの「ヴォーカリスト4」を買って来たんですが…

坂本冬美さんのカヴァーアルバムもそうだったんですが、なんか最近のカヴァーって
アレンジが本気でつまらない、というか、アッサリ空気になるものが多い気がするんですが…。
カヴァーアルバムって、個人的にはそのアーティストの解釈を楽しむものだと思ってるので、
徳永英明さんや坂本冬美さんのカヴァーアルバムの出来にはすっごく不満。
声以外にアーティストの個性が出てるとも思えないし、ポップスとしても地味過ぎる。
歌を聴かせるにしても、歌が沁みて来る前に音自体に飽きてしまう…。
犬神サーカス団や五人一首のメンバーによるアニソンカヴァーも、デーモン小暮さんによる
歌謡曲/ポップスカヴァーも(決して悪くは無いけど)無難な出来でちょっとがっかり。
ハードロックバンドなんだから、もっと派手に楽しくハジけてくれればいいのに。

少し前に出た、織田哲郎さんのセルフカヴァーアルバムのカラフルさを少しは見習って欲しい。
特に上戸彩さんに提供した「愛のために」は選曲もアレンジも意外で凄く良かったです。
他には、快楽音楽堂の童謡カヴァー、みとせのりこさんの唱歌カヴァーはなかなかでした。
瞬火風Voの「赤鬼と青鬼のタンゴ」とか、プログレめいた「雪のおどり」なんかは
意外性もあるし、アーティストの個性も出ていて、素晴らしいと思う。

…結論としては、カヴァーブームは大いに歓迎。
知られざる名曲の発掘や、既存のメロディを使って如何にアーティストの個性を発揮できるかを
楽しんだり、カヴァーの意義は大きいと思う。KINKI KIDSのメタルアレンジとか聴きたい。
ただ、アレンジが凡庸でつまらないカヴァー、これだけは本気で止めて欲しい。


332-61. Re:今のカヴァーブーム 2Y1Y1Z2 2010年6月6日(日)9時4分

エリックマーティンの邦楽カバーアルバムも相当売れましたよね。
他人の楽曲をカバーして売る、という方法そのものは全く構わないんですが(ビートルズもストーンズもやってきたことだし)、原曲に付加解釈を加えたアレンジをすることが前提ではないでしょうか。
完全コピーだったらカラオケやスタジオ練習でやれよって話だし、それを売り物にするって考えに作曲者へのリスペクトが全く感じられない。何の意匠もなくLast Christmasをコピーしてシングルカットした某「浮浪者」など話にならない。
リスナーからすれば、原曲から逸脱しつつも新しい音楽性へ伸張させた大胆なアレンジの方が受け入れられますし、逆に言えば原曲の輪郭をなぞっただけの無難なカバーなどまるで価値がない、というのが正直なところではないでしょうか。

個人的に、原曲以上に素晴らしいと思ったバージョンを上げてみます。
The Locomotion - Grand Funk Railroad
Hallelujah - Jeff Buckley
Imagine - A Perfect Circle
Somebody To Love - George Michael
Hush - Kula Shaker
No Quarter - Tool

特にAPCのイマジンは出色の出来だと思います。原曲のユートピア思想からは程遠い雰囲気の沈鬱なアレンジは時代性を見事に反映しているとともに、原曲のメロディに絡むコーラスワークも見事でした。
APCのeMOTIVeやBetween The Buried & MeのThe Anatomy Ofのような、アレンジャーの意図とリスペクトがひしひしと感じられるカバーアルバムが増えるといいのですが。



332-62. Re:今のカヴァーブーム Usher-to-the-ETHER 2010年6月8日(火)19時29分

>原曲の輪郭をなぞっただけの無難なカバーなどまるで価値がない

物凄く同意です。
しかも、それを一山当ててやりたいと思う若手バンドが演るならともかく、オリコン上位に
入ってくるような売れっ子が演るのは、特にどうかと思うんですよね…。
大御所の落ち着きすぎてつまらないアレンジってホント嫌。徳永英明は父と折半だったから
まだ許せるけど、坂本冬美は完全自腹だったからなぁ…まさかあそこまで地味アレンジとは。
これなら、若手バンドが演りがちな、原曲メロまんまでテンポ速くしただけの似非パンク
カバーの方が、(安っぽいとはいえ)刹那的なかっこよさがある分正直マシだと思う。

でも、正直その手の無難カヴァーを聴くくらいなら、素人のカラオケを聴いた方がいいと
思います。前にネット上で見た、レミオロメンの「粉雪」を1オクターブ上で、JP風に
歌うやつとか、「GO MY WAY!!」(アイドルポップ風アニソン)をB'zっぽい声で歌うやつとか、
普通にCD音源で売ってたら買いたくなるくらい良かったですもん。
ぶっちゃけ、両方とも原曲より良いと思ってしまいました(笑)。


332-63. Re:今のカヴァーブーム 2Y1Y1Z2 2010年6月8日(火)20時8分

ジャズスタンダードや多くのアーティストにカバーされている曲を聴き比べると、
楽曲を活かすために如何にアレンジメントが重要であるかを痛感させられるんですよね。
Jeff BuckleyのHallelujahなんか、原曲の多幸感あふれる曲調から逸脱した、
アルペジオのみの地味なアレンジですが、初めて聴いたときの感動が未だに褪せませんから。
「この曲はジェフが歌うためにあったんだ、楽曲が本来あるべき持ち主の手に収まったんだ」
と感涙したのを覚えています。作曲者(コーエン)には申し訳ない話ですが…(笑)

逆に、曲がより良くなるであろう方向性が残されているというのに、
既成のアレンジのみでとどまっている楽曲というのも多いはずなんですよ。
中島みゆきの「空と君のあいだに」なんか、珠玉の美しいメロディと抑揚を心得た構成の優れた楽曲なのに、
アレンジメントはというとフワフワしたシンセが始終鳴ってるだけなんですから。曲の魅力が減殺、どころの話ではありませんよ。
今でも「サビでは聴き手が恥ずかしくなるくらい大仰に盛り上げるべき楽曲だろ!」という義憤(?)に捕らわれます。

すこし刺々しくなってしまいましたが、トリビュート盤など聴くと、
参加者が心から楽しんで、真剣にアレンジをやってるんだなぁという感触が伝わってきて、頬がほころぶんですよね。
NINのリミックス盤なんかも、一聴しただけで誰が編曲したのかもわかるようなアレンジがあったり、
逆にアーティストへの先入観からは想像もつかないようなアレンジが為されていて驚いたり、色々な発見があるわけで。
その結果で優れたカバーバージョンというのが生まれてくるのではないかな…と思っています。

要は楽曲への愛とアーティストへの敬意、何よりアレンジャーの創作意欲ですね。



332-64. Re:今のカヴァーブーム メタルン 2010年6月8日(火)22時31分

お二方の意見とは異なりますが個人的には無難なアレンジでも良いのかなぁとも思います。
あくまでVoが色を出しているのであれば無茶なアレンジでなくともと私は思います。
ただカバーをするのはキャリアのあるミュージシャンが良いと思います。
スレの本題にも当たりますが、さしてキャリアもないのにカバーってのはどうもひと儲け丸出しな感じがなんとも、、、実際そのようなキャリアの浅さが祟ったが故あの人は今?の状態ですが。。。
もうひとつキャリアのあるミュージシャンでもあまりに露骨なのもね、徳永さん好きなんですがやはり4作立て続けはちょっと。。。
とりとめない意見ですが。

>Usher-to-the-ETHERさん
キンキのメタルアレンジとの事で、ご存じかもしれませんが、大昔POP JAMでマシンガンズが「僕の背中には羽がある」をワンフレーズですがメタルアレンジしていたのを思い出しました。
見難いですが画像はっときます。ご希望に添うアレンジかは微妙ですが(笑

ttp://g2labo.orz.hm/bridge/watch/sm5288608


332-65. Re:今のカヴァーブーム Usher-to-the-ETHER 2010年6月9日(水)19時17分

>メタルンさん

このサイトのアカウント取ってるPCが古すぎて動画がガッタガタなので(笑)、部屋のノート
PCの方で動画を拝見しましたが…見事に私の希望するタイプのアレンジですよ、これ(笑)。
私がカヴァーに求めてるのってこういう感じなんですよ…まずあのメロディをオク上で
歌おうという、無茶な発想をするところがメタルバンドらしくて非常に好感が持てます。
しかも、それをこなしてしまう辺りが、流石マシンガンズという感じですよね。
デーモン小暮さんのJ-POPカヴァーも、これくらい当然演ってくれると思ってたのですが…。

確かに、ヴォーカルにそれ一つで納得させられるパワーがあれば、アレンジが無難でも
問題無いかと思うんですが…坂本冬美さんは声質は素晴らしいし、耽溺できる歌声なんですが
「夜桜お七」のダイナミックさはなかったし、徳永英明さんに至っては親が欲しがったから
買った(+スタンダードなポップスをどう料理するか期待していた)だけで、彼の声質自体は
生理的に受け付けないんですよね…。なのでこの二つはイマイチでした。

そもそも、声質がモロに好みであったり、歌唱方法に際立った特徴があるなら別ですが、
完璧な歌声って聴いていて面白くないんですよね。凄く綺麗な声なのに、救いようのない
音痴とか、ファルセットやミックスヴォイスをミスってへたれ声になってるとかの方が、
味があって良いと思う。そういう、「妙な中毒性」のあるカヴァーが聴きたいですが…
まあ、そんなものが商業的な流通に乗るわけもないですよね…。


332-66. Re:今のカヴァーブーム 2Y1Y1Z2 http://www.youtube.com/watch?v=mu9FGDD6fsM 2010年6月9日(水)20時48分

カヴァーとはほとんど関係ない話で恐縮なのですが…
キンキの「愛のかたまり」が北欧メタルも真っ青の美旋律を持つ曲であることに今さら気付きました。
キンキは家族がしょっちゅうカーステレオで流していたので記憶に残ってるんですが、この曲は詞を含めてドロッと濃い印象だったなぁ…
映画音楽的な弦楽アレンジとか、アコースティックなアイリッシュアレンジでインストにしたらきっと堪らないだろうな…
最近では9mmが山本リンダをカヴァーしてましたが、彼らがこの曲をアレンジしたら素晴らしい疾走哀愁ロックチューンになるだろうと思う。

というか、キンキって自分で作詞作曲してるんですね。これが一番驚きました。もしかしてゴーストライt(略)
もとい… 日本人の琴線に触れるメロディを生み出すという意味では素晴らしい作曲家だと思う。



332-67. Re:今のカヴァーブーム メタルン 2010年6月10日(木)23時14分

>Usher-to-the-ETHERさん

お気に召されて良かったですww

私もこのアレンジはかなり好きなのですが、改めて客観的に見るとかなりイカツイアレンジですよね。
ここから考えると昨今のブームの凡庸なのは、一歩聴く人が違えばその曲の冒涜(この画像でいえばレ●プ)になりかねるが故、アレンジは極力普通にしてVoでの勝負というある種保守的な考えからなのかも知れませんね。
私自身は無難でも良いし、メタルはもとよりパンク、クラシック、アコースティック、などなど私的に気に入れば基本何でもOKなのですが、先にも述べたとおりあまりにも売ってやろう魂胆が見え隠れしてしまうと一気に興ざめしてしまうのですよねぇ。。。
生活のため仕方ないのかもしれませんがミュージシャンには夢を売ってほしいかなぁなんて思ったり(笑

>2Y1Y1Z2さん
関係ない話に乗っかるのは恐縮ですが、キンキは結構自分たちで作ってるみたいで、こーいち君が作曲、ツヨシ君が作詞見たいな割り振りが多かったような。。。5年以上前の情報ですが(爆
ゴーストなんてのもあるかもしれませんが、番組で高見沢さん、吉田拓郎さんら様々なミュージシャンからイロハを教わっていた様なのであながち本人の線も強いかと。
ちなみに9mmは最近の超お気になのでチェックしてみます!

話を再度少し戻して個人的にお気に入りのカバーをいくつか、スレタイトルがJPOPなのでそれに絞ると、
清春・・・BEAUTY & STUPID
THE YELLOW MONKEY・・・夜明けのスキャット
GO!GO!7188・・・アタックNO.1
TAK MATSUMOTO(というより稲葉さんか)・・・勝手にしやがれ
MR.CHILDREN・・・僕が僕であるために

ぱっと思いつくのはこのあたりでしょうかねー。というかそんなに知らないことに気付いた(汗
そして結論を言うと原曲が良ければ、余程でない限り間違いはない、、かな。


332-68. Re:今のカヴァーブーム 2Y1Y1Z2 2010年6月11日(金)0時3分

つべを漁っていて、面白いカバーを見つけたのでひとつ。

Vicarious - Tool
http://www.youtube.com/watch?v=tg6vGpnRXcE
ピアノ・ボーカルのみの淡々としたアレンジ… なのですが、演奏もボーカルも素晴らしすぎて言葉が出ない…
原曲の暴力性を希釈して、神秘性のみにフォーカスした着眼点がまず凄い。
ボーカルもメイナードのそれより丸い声質というか、するりと流れ込んでくる感じが非常に心地よい。リバーブがかったピアノとの親和性も見事の一言です。
演奏もピアノ一台でリズム・メロディ・ベースをあまさずカバーしているのみではなく、オブリ的な変奏技術の高さで魅せてくれます。
一度聴いただけですっかり虜になり、毎日試聴しております(笑)。

メタルをピアノで弾き語り、みたいに一件交わりそうもないジャンルを見事に融和させたカバーアルバムとかほしいな…
Rodrigo y GabrielaやApocalypticaのライブではそういった趣でカバーをやってるけど、音源にするには権利関係とか使用料が厳しいのかな…


332-69. Re:今のカヴァーブーム Usher-to-the-ETHER 2010年6月12日(土)20時6分

>メタルンさん

確かに、コメント読むと、冒涜に感じてる人もいるみたいですからね…。
でもマシンガンズに何を期待して「冒涜」って言ってるんだか、と突っ込みたくもあり(笑)。
何か、一曲「お題」みたいな曲があって、それを有名ミュージシャンが自分のカラーを
出しつつ、カヴァーしていく…みたいなコンピレーションCDが出て欲しいなぁ…。

清春&Shoji、GO!GO!7188のカヴァーは私も好きです。
特に清春さんの方は、「完全に原曲超えた!!」とすら思ってますもん(笑)。
ヴォーカルが更にロックになっててかっこいいですよね。
思い返してみれば、あのhideさんのトリビュートは良質なカヴァー多いですよね。
個人的にはshame、OBLIVION DUST、GLAY辺りが好きでした。同じくhideさん関連で、
zilchの「Doubt」「Pose」「Inside Pervert Mound」もセルフだけど良かったです。

あとメタル関連ですが、Marilyn Mansonの「Sweet Dreams(Are Made of This)」、
BEHEMOTHの「WISH」も好きですね。どっちも違うジャンルの音を上手く料理してます。


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