PRAYING MANTIS/THE JOURNY GOES ON (新譜感想)
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47-1. PRAYING MANTIS/THE JOURNY GOES ON H・W 2003年3月31日(月)0時39分

プレイング・マンティスの新作。
日替わりメニューのように歌い手を変えてきた彼ら、
今回はなんと二人のゲストVoを迎えて別々にリードを取らせるという荒業に出た。
ひとりは「よく考えてみると元マンティス」のおなじみドゥギー・ホワイト。
もうひとりはユーライア・ヒープにいたという(よく知りませんが)ジョン・スローマン。
ドゥギーのほうは相変わらず器用にそつなくこなしているが、
凄かったのはスローマン氏のほう。
このひと、まるで前川清だ。音量で「アウアウアウ」と抑揚をつけ始めるともうそのまんま。
激しく首を前後している様が目に浮かぶ。(笑)
哀愁演歌調マンティス節と相まって、⑦なんか完全そういう世界だ。
後ろ向きの指揮者が彼の後ろに小さく見える。

それにしてもこの地味さは一体どうした事だ。
相も変らぬマンティス節なのだが、サビに到るメロにもう一捻りがなく、
とくに心拍数を上げる場面もなくだらだらと時間だけが過ぎていく。
「来るぞ来るぞ」と身構えたら何も起こらなかった、みたいな。
チープなプロデュースもひどい。
自宅のMTRで簡単に作業したように思えてならない。
鍵盤が光るキーボードでも使ったのか?と思うほどに安い効果音もその印象を強めている。
ギターの音も生々しさに欠けており、
せっかくPRSとかいう高い高いギターを使っているのに、もったいない。

これは結構ファンのあいだでも酷評されるに違いない。違いないぞ。


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