TNT/TASTE (新譜感想)
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57-1. TNT/TASTE H・W 2003年4月27日(日)22時48分

来るべきニューアルバムに先立つ、TNTのミニアルバム。
正直申しまして、私、「TNTが原点回帰」と聞いて飛び上がって万歳するほど、過去の彼らに思い入れがあるわけではないのですが・・・なんとなく買ってしまいました。
全6曲という、ミニアルバムにしては若干ボリュームのあるこのCD、はっきり言いましょう、イイ。
爽やかで、なのにどこか哀愁のあるメロディを、トニー・ハーネルのクリアな歌声が心地よくなぞり、ロニーの変態的ギターワークがそれをきらびやかに装飾していく。久々に例のブリッジミュート気味の速弾きを耳にしたときは意外に結構わくわくしてしまった。
まあそれよりなにより、87年に作られたという疾走曲、「DESTINY」は素晴らしい。
当時のデモ音源だそうで、だとすると新作フルレンスに収録される可能性は低いから、もしもそうなら、このミニアルバムの存在価値はそれだけで充分ある。あるぞ。


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