初心者の耳 「St.ANGER」 (新譜感想)
- 69-1. 初心者の耳 「St.ANGER」 ばい(by) 2003年6月10日(火)21時45分
- レヴューのところに書き込むの、なんとなく恐れ多いので(汗)ここにて感想など…
DVDが同封されていて3000円というのに惹かれてSt.ANGER買ってしまいました。日本人の購買欲がうずいてしまって・・・・さすがです。日本人の心というものをちゃあんと心得ていらっしゃる(汗)タワレコで買ったらシールもらえました♪どこに貼ろっかな〜
で、聴いてみました。
何回も繰り返し聴いてみて、2日たってようやく「なるほどね!」と、このアルバムの糸口が掴めたような気がします。とにかく「勢い」!ぐわああああと迫ってくるものを感じました。なんちゅうかこう、「俺達はよう!なんだかわかんねえけどメタルしてえんだよう!なにがなんでもメタルなんだよう!」とCD自体が叫んでいる様。聴いてるこっちは「このおっちゃんたち、えれえ元気だなあ」と半ばおされ気味でした。
が、その反面、これくらいのことなら、頑張ればそこいらへんに転がってるような最近のメタルバンドにもできるんじゃないだろうかとも思いました。勢いだけというか、曲にひねりが無いというか。タイトル曲と8曲目はすげえ気に入ったのですが、それ以外の曲にクセが無いようにも感じました。重低音の歪ませすぎであろうとおもわれるベゴベゴなギターの音も個人的には今一つ。まあ、そこは好みの問題だと思いますが…
なんだろ。僕は過去のメタリカのことは知らないも同然で、METALLICAを聴くのは今回のをいれて3枚目。そんなド素人の僕が彼らに期待していたのは「他の奴らには絶対真似できない、王者METALLICAのメタル魂」というのがパッと聴でわかり、「やっぱMETALLICAってすげえんだあ」となるようなアルバムでした。おそらく、このアルバムの底には、そういったものが眠っているような気がするのですが、残念ながら僕にはまだわかりません。
うむむむむ。まだまだ修行が足りんようです。
- 69-2. Re:初心者の耳 「St.ANGER」 なおき 2003年6月11日(水)0時8分
- 自分がメタリカの玄人かどうかは全く分かりませんが、ばい(by)さんの言われることは、
今までの寸評の中で私の意見と一番近いです。
メタリカのアルバムを聴いて、むくむくと頭をもたげて来たのは、やっぱりJudas Priestは
偉かった?ということです(なんじゃそれ)。だって、「リフ、リフで押しまくる」という寸評を聞いたのはJudasPriestが一番最初だったように思いますし、こうした勢いでなぎ倒す曲調は最近のバンドならやってる人多いですしね。展開が激しいですが、これはOpethなんかがやってますし、QueenやEL&P以来ロックの枠を越えた展開はむしろ慣れっこになっちゃってます。そういうのに慣れた人なら逆に癖が無いと感じるだろうなというのはとてもよく分かります。そもそもメタリカ自体昔からスラッシュにしては結構展開が激しかったですしね。
期待してたことも同感です。私もメタリカがメタリカらしさを取り戻しつつ、メタリカに圧倒される自分を想像してたんですが、そこまでじゃなかったですね。
ただリフ、リフの勢いで押しまくるものにしては、メロディが印象に残るし、そういう意味じゃ進化なんでしょうね。あと、私はこのアルバムの意義はファンよりもむしろ本人らにあって、彼らが原点回帰できりゃそれでいいんじゃないでしょうか。好きな音楽をやってて、それに気に入った人がついていきゃーいいんじゃないのかな。
- 69-3. Re:初心者の耳 「St.ANGER」 ばい(by) 2003年6月14日(土)20時1分
- 「ゼロからのスタート」ということなのかもしれませんね。お酒を抜いて、薬も抜いて、あらためてメンバー全員がガッツリ向き合って「もう1回やろうや」と合意して作ったアルバム。やっぱ、みんなの持っているものは何年たっても同じだったということなんでしょうね。
原点回帰をへて再びメタルの第一線へ・・・!それにしちゃあ、ずいぶんとまあでっけえノロシをあげたもんだ!
これからのMETALLICAに期待したいです!
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