LYNYRD SKYNYRD / LYVE (新譜感想)
TOPページ(新形式)に戻る | TOPページ(旧形式)に戻る | 新譜感想に戻る

149-1. LYNYRD SKYNYRD / LYVE ひょうすべ 2004年10月12日(火)0時7分

30周年アニヴァーサリーライヴ。
SKYNYRDは、2つの記念日をもつバンドで、ひとつは「デビュー○○周年」というどのバンドでもあるもの。
もうひとつは、1977年の飛行機事故。事故によりヴォーカルであり中心人物のロニー・ヴァンザント他関係者3名の死去後○○周年という悲しい記念日を持つバンドだ。

一度は解散したものの、事故後10年のトリビュートツアーより集結。
その際、元VAN ZANTであり、ロニーの弟、ジョニー・ヴァンザントをヴォーカルに抜擢。
遺族には、印税の分配及び、オリジナルメンバーを最低2名在籍させることを条件に名前の使用を許可。
1991年に正式に復活をする。

復活時のコンサートにおいては、「№1ファン」を自認するザック・ワイルドのゲスト出演。
アルバム「THE LAST LEVEL」には「SKYNYRDには俺だろ?」とトム・キーファー が曲作りに参加。
また、メンバーも「TWENTY」から元BLACKFOOTの中心人物でオリジナルSKYNYRDのドラマーでもあった、リッキー・メドロック(今回はギター&ヴォーカル)が参加。
1991年「EDGE OF FOREVER」以降では、ロニーの弟(ジョニーの兄)、ドニー・ヴァンザント率いる38SPECIALのブレイン、ジム・ピートリック(SOUVIVER)が曲作りに参加。
クリスマス・アルバム「CHRISMAS TIME AGAIN」より元?DAMN YANKEESのマイケル・カーテロンが参加し、現在に至っている。

さて、中身のほうだが(長い前置きだな)
9人のメンバー(Vo、G×3、B、Ds、Key、BVo×2)に曲によっては、これにホーン部隊やストリングス隊が加わるといった大所帯。
まず最初にリッキー・メドロックの銀髪には驚いた。まるでBack To The Futureのドクのようだ(笑)
そのリッキー。動く姿を見るのは初めてだが、ガニマタでレスポールを髪を振り乱して弾く姿はザック・ワイルドそっくり。
曲ごとにギターを変え、所狭しと動き回り、バックボーカルをこなし、4曲目には、ジョニーとのツインボーカルを披露。もはやなくてはならない存在だ。

さて、旧来のファンにとって気になるのはジョニー。
その声だが、前任で偉大な兄、ロニーよりも太い。生前のロニーが「俺よりジョニーの方がクールだ」と言っていたのが納得の声だ。

しかしなんといってもマイケル・カーテロン。
DAMN YANKEESで一番地味な扱いだったが、現在一番の出世頭ではないだろうか?
DAMN YANKEES。なぜこのバンドが他のバンドにない唯一無比の存在だったか。このアルバムを聴けば判ると思う。
とにかくキレがあり。SKYNYRDがメタル化した意味も判る。喉越しも抜群だ。

曲は、現在までの最新作「VICIOUS CYCLE」の曲を中心に 往年の名曲の数々。
特に後半の怒涛の攻めは、サザンロック、ハードロック、ヘヴィー・メタル、ロックンロール・・・・などの分類分けがいかにムナしい事であるかを証明しているようだ。
彼らこそ現存するアメリカン・ハードロックライヴバンドの最高峰である。

※BURRN!2004年10月号にて、アルバムレヴューが載っていましたが、私の感想は同DVD(輸入盤)についてです。


LYNYRD SKYNYRD / LYVE」(新譜感想)の話題にレスする
タイトル :
コメント (改行は自由に入れられます)


発言 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!