ANTHRAX/THE GREATER OF TWO EVILS (新譜感想)
- 151-1. ANTHRAX/THE GREATER OF TWO EVILS Resident Evil 2004年11月18日(木)11時53分
- 初めまして。Resident Evilと申します。どうぞよろしくお願いします。
ANTHRAXのページにも書きましたが、あまりにも良かったのでこちらにも書きます。(ただの餓鬼の戯言と了承してお読みください。)
5thまでの彼らを代表する名曲を、6th以降のヘヴィネス路線で調理される、と勝手に思っていたのだが、そんな愚考を振り払うかのようなスラッシュ然とした作風には頭が上がらない。セルフカバーのベストアルバムではあるが、原曲に近い控え目なアレンジで仕上げられており、6th以降離れていったファンは歓喜すること間違いなし。初期の作品は音質的な事もあり、サウンド面での粗雑さや薄さなどが未だ懸念されているが、現代のプロダクションの良好さはもちろん、ヘヴィネス路線へ転向してからの音の厚みが巧く楽曲に溶け込んだことによって解消されているため非常に聴きやすい。そして、ベラドナのハイトーンボーカルをジョン・ブッシュがどう歌っているかが最も注目するべき点であろうが、全く違和感無く聴ける。楽曲には自身が求めていたANTHRAXが完璧に映し出されているしで言うこと無し。ジョンのボーカルを不当評価する者を捻じ伏せるにはこれ以上の作品はない。これでスラッシュ四天王が完全復活したと言えよう。心地よく首を振れるANTHRAXが帰ってきたと高らかに叫びたい。
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