DIO / MASTER OF THE MOON (新譜感想)
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162-1. DIO / MASTER OF THE MOON ひょうすべ 2005年2月15日(火)18時26分

今では、「ファンに聴かせる」というより「ファンに助けられている」感の強いロニーであるが・・・。
残念ながら、助けるファンもアルバム事に減っている現実に、国内盤発売は見送りかも?!と噂になったが、ようやく出た。

「またグレイグかぁ〜ハァ〜。」こう思ったファンも多いだろう。私もそうだ。

1通り聴いて・・・
①のスピードナンバーに「きたーーーーーか?」と思ったが、ぬるい。
②以降は得意のミドルチューンかと思いきや、かなりスローテンポで重い。しかも何曲も続く。
少々ダレ気味なった所で⑦のアップテンポの楽曲。イントロで「今度こそ!!!」と思うが、これもぬるい。
そしてまたスローテンポの曲4曲でEND。
スローテンポの曲は、オジーサバスの楽曲をDIO様式美の歌メロでRAINBOWチックなギターソロが重なり、そしてそれがすべてぬるく作られた感じだ。
全体的に曲作りが甘い。意識的に重く作ったらしいが、このリフをグレイクが弾くには、ちょっと荷が重かった。

でも、なんだろう?
このアルバムには「MAGICA」「KILLING THE DROGON」以上に私の求めているDIOを感じさせる“何か"が確かに存在する。
果たしてこのアルバム。次作で完全復活した時、「俺、前のアルバムから復活すると思ったんだよなぁ〜」と周りに自慢できるアルバムとなりえるかもしれない。
ところで、ロニー。グレイグと離れないんだったら、ギターもう1人入れたらどう??。いとことかいいじゃない。最近彼も現役復帰したしさぁ〜。


ところで・・・・
私にとってロニーは、RAINBOW時代からBLACK SABBATH時代を経てDIO時代の3枚目まで素晴らしいアルバムを出し続けてくれ、どれも大好きなアルバムだ。
年号にすれば1975年〜1985年の10年間だ。私がロニーという素晴らしいヴォーカルに出会ったのが、1980年。そして過去作を夢中で集め、リアルタイムでDIOを聴けた5年間は、至福のひと時だった。
しかし、それ以降2005年の今作まで20年間。私にすれば“カス"ばっかり掴まされていた。気づけば至福時の4倍の時が過ぎた。
“ストレンジでアングリー"な時代も、「ロニーは怒っているんだ」と誤魔化し。「MAGICA」「KILLING THE DRAGON」は、「リハビリ中だからしょうがない。ラオウだって完全復活に時間がかかったんだから」と自分を慰めた。
20年間も裏切られ続けたのに、まだ期待をしてしまうのは、やはり彼の声だろうか?
ライヴにおいては、全盛期と遜色ない声を出している彼に、まだ期待をしてしまうのだろうか?
もし、彼の声が出なくなったら、私は彼のアルバムを買わなくなってしまうのだろうか?
たぶん違うだろうな〜。これからも彼が現役でいる限りアルバムは買い続けるだろうし、時間が合えばライヴにだっていくだろうな〜。
だから、絶対に復活をして欲しい。その為だったら署名だって・・・・・(←っておい!!)
と、新譜感想を書いていて、しんみりと思っちゃった。


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