YINGWIE J MALMSTEEN'S RISING FORCE /UNLEASH THE FURY (新譜感想)
- 165-1. YINGWIE J MALMSTEEN'S RISING FORCE /UNLEASH THE FURY H・W 2005年3月5日(土)1時44分
- 彼にしては比較的長いインターバルの後に発表された最新作。
長考の末の一手とは思えないほど、「安易にいつものイングヴェイ」な曲がずらりと並ぶ、予想通りのアルバムに仕上がっている。
(ちなみにジャケットデザインも安易。一太郎があれば10分で作成できそうな感じである)
もちろん、彼は世紀の天才であるからして、「つまらない」と切って捨てる訳には行かない秀曲が揃っているわけであるが、いかんせん、食傷気味。
曲数が多いこともあって、CDの半分も過ぎた頃からお腹いっぱい状態。正直、全曲聴き終わったときにはホッとした。
収録曲を半分ぐらいに絞った、お好み編集のMDでも作成すれば、きっと100倍好印象のアルバムに変身するはずだが・・・。現状では、個人的には「かなりキビシイのを作っちゃったな」という感じ。
まあ、飽きる飽きないは聴き手のモンダイなので、彼の音楽があれば飯が何杯でも食えるというコアな諸兄にとっては、「相変わらずの高品質アルバム」という事で高く評価できるのかもしれないけれど。
音質について。
B!誌のレビューにて酷評されたことで話題となっている音質の件だが、
製品版では改善されていると思って間違いないだろう。
良いか悪いかと訊かれれば「悪い」と答えるが、
それは「エネルギーバランスが悪い」とか「各パートの分離感に乏しい」とかいうレベルの「悪い」であって、
少なくともWAR TO〜とかMARCHING OUTみたいな、ダビングを繰り返したカセットテープ並みの劣悪な録音ではない。
よって、行数少ないレビュー文の多くを割いてわざわざ特筆しなければならない状況とは言えず、B!誌レビュアーは、「別物」を聴いたと考えるのが自然だと思う。
- 165-2. Re:YINGWIE J MALMSTEEN メタリック 2005年3月11日(金)6時46分
- ジャケットはさっぱりした味気ないものになってますが、雑に作ったというよりはイングヴェイのセンスが無いだけだと思います(爆)YGのインタビューでジャケットについて自信満々に語ってましたから。
作品についてですが、今回もギタープレイはいつも通りになってます(爆part2)ギターソロは相変わらずスリリングで「素晴らしい」のですが、まあ長年聴いてればこのスタイルにも慣れてしまうわけで、慣れてしまってはワンパにしか聴こえなくなってしまい、やっぱり昔のような丁寧に構築された多彩なプレイを聴きたくなってしまいます。
が!それはギタリスト・イングヴェイに求めるもので、アーティスト・イングヴェイとしては今作は十分に仕事をしてくれたと思います。各パート別に見ていけば大した主張の無い普通の演奏に聴こえるかもしれないですが、やはり全体として捕らえれば整合感・一体感が素晴らしく、今まで以上に楽曲重視と言えるのではないでしょうか。ただし、今までのものとは全く違うものになってます。楽曲の暗さ(重さ)、ゴリゴリしたハードなリフ、ノリやすいリズムなどが重視され、逆に、明るい曲ナッシング、キャッチーな歌メロがほとんど無い、と言う状況で、従来の路線を強く希望していたファンにはキツイ内容かもしれません(爆part3)
とまあ何だかんだ言って3つのキツイ点があるので、心を捉えにくく一部の人にのみ受ける作品なのかもしれません。ちなみに自分にはもちろんお気に入りの作品ですよ☆
音質ですが、自分の場合はヘッドフォンで大爆音でしか聴かないので全く気になりません(というか気づきません)。ですので気になる場合は爆音で聴けばモーマンタイです。
- 165-3. YINGWIE J MALMSTEEN'S RISING FORCE /UNLEASH THE FURY ひょうすべ 2005年3月11日(金)12時44分
- 「プロ意識が欠如している」としか思えない程の音質の「WARS〜」。
このアルバムから、インギーとレコード会社に金が入らない様、中古で買うアーティストになった。
前作「ATTACK」は2週間。今作は、発売から1週間足らずで購入。さすがインギー。中古流通も光速だ(笑)
さて、全18曲を聴き終えて・・・・・。
う〜んこのアルバムは今までにないアルバムだと実感。
既存のアーティストの作品は、ただアーティストが作り、我々は聴くだけの一方通行。
でもこのアルバムは、IT時代、CD時代の特性を生かし、ファンが好きなパートを生かし、つまんないパートを削除して、自分だけのオリジナル「UNLEASH THE FURY」を作る事のできる、今までにない双方向のアルバムだ。
その為、インギーもたくさんのパーツをつめこんでくれているゾ。
さあ専用ソフトを購入だ!!!!!
・・・・と冗談はさて置き。
今まで10枚以上出しているが、(「ODYSSEY」のみが少々趣が違うが)基本路線は従来のモノと全く変わらない。
だから、いつからインギーに入ったのかで、評価の別れるアルバムだと思う。
個人的には、もう飽きているのが現状。いっその事、ギターソロなしの曲なんて作ったら面白いんじゃないかと思う。
ギターソロなしでも、インギーの滲み出るセンスははっきり判ると思うし・・・。
- 165-4. Re:YINGWIE J MALMSTEEN ドクトル・メタル 2005年6月6日(月)20時57分
- 確かに18曲ってのは、もう少し絞ったほうが良かったかな?って気もしますが、僕的には、今作は結構好きだったりします。
ギターパートも良く練られてるように僕は思うのです…。
音質もそんなに悪いとは思わないし…。
②、⑤、とか好きだな〜…。
『トリロジー』のころからですから、かれこれ20年くらいはお付き合いしてますが、未だに毎作それなりに楽しんじゃってます、『ウォー・トゥ・〜』以外は(笑)。
まっ、今更「僕はYNGWIEが好きだ…」なんて恥ずかしくて言いにくいですが、…(赤面)。
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