QUEENSRYCHE / OPERATION: MINDCRIME Ⅱ (新譜感想)
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177-1. QUEENSRYCHE / OPERATION: MINDCRIME Ⅱ うにぶ 2006年4月2日(日)12時27分

まだ聴き込むまでいってないので、「このCDを買え!」に書き込むのもなぁと思いつつ、たまには「新譜感想」コーナーも使ってみようかなと。
あの『OPERATION: MINDCRIME』の続編ということで期待も大きいけれど、『HEAR IN THE NOW FRONTIER』以降の彼らを考えると、どんな風になっちゃうんだろうとの心配もあり。
聴く前のドキドキ感は、こんなの久々ってくらい大きかったです。

それでまあ、通して聴いてみてとりあえずの感想は、名盤『OPERATION: MINDCRIME』の続編として申し分ない出来の作品だなと思いました。
曲は十分にメロディアスでキャッチー。ジェフ・テイトの声は衰えてないし、ギター・ソロも適度に入っています。
『OPERATION: MINDCRIME』の後にすぐ出ていても、それほど違和感なかったんじゃないかなってくらいです。
かといって、ただ昔に逆戻りしたわけじゃなく、『PROMISED LAND』の内省的な感触や深み、『HEAR IN THE NOW FRONTIER』で手にした生々しさや重みもちゃんと活きていて、現在のQUEENSRYCHEのアルバムとしてちゃんと評価できます。ちょっとデジタルな感じも入ってたりするのも、らしいです。
最初は、今頃パート2って後ろ向きだなぁとも思ったんですが、これだけやってくれたら文句なしです。
ゲスト参加のDIOとのデュエットも、贅沢で得した気分。

コンセプト作としてのストーリーの方は……いやぁ、ラヴ・ストーリーしてますねぇ。


帯のジャンル分けも「プログレ/ハード・ロック」になっていて、「メタル」という言葉は使われていないんですが、血気盛んなメタル・キッズには疾走曲もなく物足りないかもしれません。
QUEENSRYCHEにハイトーン・ヴォーカルと様式美的ツイン・リード・ギターを求めるという人にも辛いかもしれません。
プログレという言葉に、時代を先取りするような先進性を求める人や、テクニカルな楽器バトルを求める人には、「どこがプログレじゃい!」と怒られるかもしれません。
しかし、このアルバムもこれから18年と言わず、ずっと楽しめるQUEENSRYCHEの傑作のひとつになると思います。


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