WINDING ROAD (らくがき)
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186-1. WINDING ROAD Mr.sfz 2003年9月1日(月)16時49分

はじめに。
以前にも『小説を〜』のところでチラッと言ったオリジナル小説の整理がある程度ついたので、掲載したいと思います。なんだかよくわからない話ですが、たまにメタルネタも出てくるので興味のある方はぜひご覧ください。感想などをいただけたら嬉しいです。
S.aさ〜ん、見てますか〜(笑)?


186-2. Re:WINDING ROAD S.a 2003年9月2日(火)15時15分

どうも今日はS.aです。とうとう始まりますか。めちゃくちゃ期待しております。現在第4話まで書いたんですが、面白いですね、文を書くのは。あと第2話の掲載始めました。「航海船ナグルファー号」のスレッドに掲載してありますので、読んでいただけたら嬉しいです。


186-3. Re:WINDING ROAD Mr.sfz 2003年9月2日(火)19時21分

おお、額を上げよ、まなこを開け。
天を仰ぎ風にくちづけせよ。
みなもよりたなびく煙が炎となりて空を灼く。
わたしは紫の聖炎、虹を掴むもの。
銀嶺を降る虹は愚かを阻む壁とならん。
虹は救い。虹は刃。虹は滅び。


第一話『時を刻むもの(The Hands Of Time)』

大路を挟んで正面、軒先の茂みから這い出てきた男に黒い影が飛びかかるのが見える。
…それ以上は目を向けない。彼が助からないであろうことは明らかだからだ。
聞こえないふりをしても、…あるいは耳を塞いでも、忍び込んで耳朶を打つ最期の叫び。
己の魂を天に返さんとするとき、人はいったい誰を思うのか。そも正気を保っていられるのだろうか。……それを知って、なんとするのか。


「ガブリエル!!早くしないと置いてくぞー!」
「ギャビー、はやくはやくー!」
「ちょ、ちょっとまってよぅ…」
ティプトンの町並みは、今日も微笑むような照り返しを見せていた。その中でも、一番はずれにある小さな家の前で、二人の少女が声を張り上げていた。



186-4. Re:WINDING ROAD Mr.sfz 2003年9月2日(火)19時26分

家の中からはドタドタと慌ただしい足音、悲鳴交じりの声などが聞こえており、傍から見れば何かとてつもない惨劇が繰り広げられているようにしか思えないだろう。しかし二人はなにやら呆れ顔で、屋内から大きな音が聞こえるたびに眉をひそめている。
「お待たせ!」
一瞬訪れた静寂の後、窓から顔をのぞかせたのは表の二人とほぼ同い年と見える少女だった。しばらくして扉を勢いよく開けて飛び出してきた彼女は、階段の軋みに顔をひそめながらも、足をもつれさせんばかりに門の前まで駆け下りてくる。
「遅—い!」
「ごめんごめん。さ、行こ!!」
悪戯っぽく舌を出してみせる彼女に、待ちくたびれた様子の二人は一瞬顔を見合わせたあと、文字通り息のあったため息を漏らした。
「…いつもこうなの?」
「今日はましな方。小さい頃なんかお昼に約束してたのに、行ったらまだ寝てたし」
「いいじゃん別に…今日はちょっとしか待たせてないし…」
「あのね、ギャビー。普通ちょっとって言わないよコレ」
昔の話まで持ち出す友人にギャビーと呼ばれた少女は口を尖らせるが、痛いところを突かれて二の句を継げなくなる。確かに、町の中央に建つ大時計の針は、さっき部屋の中からちらりと見たときより明らかに進んでいる。それも大幅に。
「今日も明日も、昨日だって、一度きりしかないって言うよ?」
「…それ、カイの受け売りじゃない」
ギャビーは不貞腐れてプイとそっぽを向いた。



186-5. Re:WINDING ROAD Mr.sfz 2003年9月15日(月)22時4分

あぼーん


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