ROMANTIC WARRIOR 収録曲 |
DUEL OF THE JESTER AND THE TYRANT (PART I AND PART II) | この曲について発言 |
浪漫の騎士に負けず劣らずの名曲 複雑なリズムチェンジやコードチェンジを次々とこなして行く 76年とは思えない超名曲 | インスト/カッコいい/ドラマティック ★★★ |
スコヘンウッテン |
チックコリアはジャズ/フュージョン系のミュージシャンですが、彼の曲はメロディが非常に分かりやすくコンセプトも明確なので、HM/HRが好きな方なら絶対に気に入ると思います。 特にこのアルバムは、ジャズ/フュージョンファンの方々から「フュージョンではない、ハードロックだ」と評されることが多く、メタラー諸君のチックコリア入門には最適な一枚です。 その中でもこの曲は、道化と暴君の決闘を見事に描いた超名曲。 この曲の前半のハイライトは、ご存知アルディメオラのギターソロ。 当時世界最速と謳われた腕前はインギーも絶賛しただけあり、スピードに関しては昨今の超絶ギタリスト達に一歩譲るものの、全編オルタネイトの超絶ピッキングはリズムに寸分のブレもなく、音の粒の揃い方はもはや異常としか形容しようがありません。 さらに、それに続く中盤のチックのキーボードソロも圧巻。 HM/HRでは聴くことのない変わったフレーズのオンパレードで、改めて彼の即興プレイにおけるセンスの良さを実感します。 曲にバッチリ合ったソロ展開も見事。 また、ここで忘れてはならないのがリズム隊の2人。 前半〜中盤にかけての彼らのプレイは非常に緊張感に溢れており、非常に心地よい疾走感を覚えます。 よくメロスピなどで多用される高速2ビート&2バス、つまりは手数だけが曲のスピード感を決定するわけではないということが、この曲を聴けば一発で解ると思います。 そして、後半はアルディメオラとスタンリークラークのソロバトル。 ギターとベースが交互にソロを取るのですが、アルの超絶さは言わずもがな、何よりスタンリーの超高速ベースソロが凄すぎます! アルのギターに勝るとも劣らない速さで弾きまくっているにも拘らず、1音1音がクリアに聴こえる豪快なベースソロは、ビリーシーンやジョンマイアングのファンの方でも舌を巻くことでしょう。 この書き込みを見た方は、騙されたと思って是非聴いてみて下さい。 特に普段HM/HRしか聴かない方は、世界を広げるためにも絶対に聴くべきです。 間違いなく、「買って良かった」と思うはずですから! | インスト/ドラマティック/疾走/メロディアス/非HR/HM ★★★ |
五平 |