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FALLING IN BETWEEN / TOTO
TOTOの7年ぶりの最新作。
このバンドにどのような音楽を期待してるかによって多少評価が変わってくるかもしれない。
個人的には「Ⅳ」や「THE SEVENTH ONE」あたりの極上AORを期待してるファンだけに、この作品が彼らの傑作だとは到底思えない。①のタイトル曲がいきなり骨太なギターサウンドで始まるのでビックリしたが、③「BOTTOM OF YOUR SOUL」だけは別格の出来で新たな名曲だと確信している。メンバーが「AFRICA」のパート2と言ってるようにアフカンなエッセンスにルカサーの男臭いボーカル、そしてサビではジョセフ・ウィリアムスが歌っているのだ!!
アルバム全体的には骨太な印象のサウンドなのだが、ジョセフが歌っただけで独特の清涼感溢れる雰囲気が出てくるのがやっぱり凄いと思う。この曲だけしか歌っていないのがほんとに残念。
でも、個人的にはこの曲だけで元とれたかな。 もちろん他にも何曲か良いなって思える曲もあるので、満足です。
新作を待ちかねたTOTOファン、KINGDOM OF DESIRE以降も聴いてきた人にとってこれは必聴。
というのも、近年の骨太なロック・落ち着いたポップスを基調としながらも、彼らの初期に感じられた「遊び心」がちりばめられているように感じられるから。
なんとなくだけど、KINGDOM〜以降のアルバムに徹底しようとして出来ていなかったことが、この作品ではある程度成功しているように思える。
また、11曲50分という引き締まったランニングタイムからもわかるように、今までのような捨て曲がない。
どの曲にもさりげない工夫が凝らされており、聴けば聴くほどその魅力に気付かされる。
このアルバムでTOTOはまたひとつ成長したのではないか、と思える。次回作が楽しみです。
The Seventh Oneの頃には部屋の壁にポスターを貼ってた程のファンでした。
久々のオリジナル曲での新譜というワケで、当然当時のようなクールなAORを期待するんですが
↑↑で既に仰ってる通り、期待とは微妙に雰囲気が違い、涼しげというよりはやや賑やか。
全体的に骨太になっている分、やや音が詰め込みすぎの感じと、加工されすぎの印象があるギターに戸惑いを感じるものの、何度も聴いているうちに気にならなくなった。コレはコレでアリでしょう。
チョイと苦言を吐いてみたものの、コンポジション&アレンジは相変わらず素晴らしく、と〜っても聴き応えがある。
肯定的に見れば進化なんだろうが、旧作に思い入れが深ければ深いほど、変化はなかなか受け入れ難いモノで、ホントにイイなあと思って聴けるようになるまでに結構時間がかかった。
持ってるポテンシャル自体、格上のバンドなだけに、上質な作品です。
段々とハマリつつあり、今年ナンバーワンのAOR作品になりそうな感じです。
AORで括るTOTOとハード路線で括るTOTO。両者捨てがたいが「HYDRA」や「ISOLATION」
がフェイバリットの私にとっては物足りなさは感じつつもウキウキしてしまうTOTOが
帰ってきた印象だ。ルカサーとペイチのせめぎあいの中からこそ名作は生まれる。
これはAORロック寄り作品としての最高峰。見本だと思います。アイソレーションと。2枚は。
TOTO.IVと間違えました。↑
文章べた?なので上手く表現できないかもしれませんがハッキリ言って素晴らしい出来です。個人的にはジェフが亡くなってからのTOTOに線引きをしていましたがこのアルバムで考えを改めました。良い物は良い。ぶっちゃけTOTOのアルバムは全部良い(爆)