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BORN AGAIN / BLACK SABBATH
ギーザー・バトラーはギランのヴォーカルはサバス向きではないと発言していたが、
このアルバムではオジー以上の狂気を醸しだしている。ギランが喉のポリープの手術
のため、ギランを解散させたが、手術後にも関わらずギラン最強のシャウトを
このアルバムでは堪能できる。
また、ライヴでは誰がアイオミをして“スモーク・オン・ザ・ウォーター"を弾くなんて
想像したであろうか?!誰がギランをして“パラノイド"を歌う事を予測したであろうか!?
柴が2匹 2001年11月11日(日)15時27分
あのイアン・ギランがサバスに入ってたの!?とびっくりして買った作品。一般的には評価低いらしいんですが絶対間違ってると思います。だって「DIGITAL BITCH」とか「HOT LINE」とか最高やん。サバスの中でも最も好きなアルバムのひとつです。アイオミの「SMOKE ON THE WATER」き、聴きたい。
断言する、サバスのアルバムで一番「怖い」のはこの作品だ。
ゼロ・ザ・ヒーローは初期サバスと並べて遜色ないおどろおどろしいリフの曲。
邪神でのギランのボーカルがはまりすぎて夜に聴けない...
ギランっぽいトラッシュドはご愛嬌か。
間違いなくこれはサバスの最高傑作のひとつです。サバスで最も悪魔的なヴォーカルを聞かせるのは間違いなくイアン ギランです。オジー期よりもクリアな音質で破壊力も抜群。しかし、それゆえ誰にでも聞かせられるものではないんですねぇ(泣)。
ロニーやマーティンがいる時のアルバムよりも断然初期に近い雰囲気を持った曲が目白押し(GILLANっぽい曲もあるが)。Disturbing The PriestやZero The Hero、そしてタイトル曲なんかは初期と比べてもなんら遜色ない秀曲。頑ななファンでなければこのアルバムに捨て曲など見当たらないはずだ。ジャケも間違いなくサバスの中で一番「凶悪」。
イアン・ギランがサバスに加入したと聞いたとき、背筋が凍ってしまったのを覚えている。当時私は好奇心旺盛な頃で、恐いもの観たさ(聞きたさ)で早速購入し、その出来上がったアルバムを聞いたとき、あまりの暗さ、重さ、激しさ、恐ろしさに震え上がり、聞いてはいけないものを聞いてしまったという感じでした。ジャケットがまたこの上ない恐怖を誘います。これも外せない作品です。是非聞いて見てください!
確かに怖い、重い、暗い!でもサバスとしてどうと言うよりとにかく良いアルバムだ!!しかしキチガイみたいに暗いアルバムだよな。アイオミ先生のすごい所はオジー、ロニー、イアン、トニーにそれぞれ一番似合う音づくりが出来る所ではないだろうか。勿論根底に流れている「サバス魂」は当然あるのだが。でもやっぱりオリジナルサバスが好きなんだな!それにしてもアイオミ先生は何億のすばらしいリフを生み出すのだろうか?数えた事ないけど(笑)
重たいサバス。イアンギランはサバスにあっていないとかいってる人もいますが、なかなかマッチしてるじゃありませんか?ZERO THE HEROは名曲だね。TRASHEDのプロモは結構ウケるのでおすすめ。
ギランサバス。この作は強力。
ジャケが非常にサイケな赤ちゃんで狂気を発しているが、中身もまたオジーサバスとは一風変わったマッドテイスト。暗く重い曲調とギランの声のコントラストが異様でマッドテイスト。
一般的には最高傑作ではないんでしょうけど、
私はドゥーミーさ、重さ、その他オリジナルサバスに負けじと輝く個性。
この個性と楽曲の充実度からサバス最高傑作だと思いたいです。
一曲目、TRASHEDからもう、名曲中の名曲だと思います。
ギランの持つ疾走感にサバスのリフが出会ったこの感動、
NEON KNIGHTSに似た感動がありました。
三曲目のDISTURBING THE PRIESTのリフの恐ろしさとギランの悪魔シャウトも圧巻ですし、
五曲目ZERO THE HEROのドゥーミー感も凄い。
それ以降も名曲続きのとんでもない名盤だと思います。
オジー、ロニー、トニー以上にボーカルへの愛着度が高いというのも私が高い評価を下す理由の一つですけど、
それを抜きにしてもやっぱりこれはとんでもない名盤です。
でも、A面終了後は本当に恐くて、B面に移れなかったなぁ・・・
B面一曲目が疾走ナンバーで、その後はおっさんナンバーだったので震えて損した気分でしたけど(楽曲のレベルは高いんですけどね)
前半5曲の充実っぷりはホント凄まじいですね!!
後半だって、"おっさんくさい"なんて言われてますが、
「Born Again」なんかシャウトでハモってて、それがすっごく怖くていいじゃないですか。
Ozzy Osbourne? Ronnie James Dio? Glenn Hughes? Tony Martin?
いやいや、何を隠そう(別に隠してないけど)このIan Gillanこそが
Black Sabbath史上もっとも悪魔的でコワイヴォーカルだぁっ!!!
ずぶずぶ沈む「Zero The Hero」も、疾走ナンバー「Trashed」も、
狂気の凶器ナンバー「Disturbing The Priest」も、熾烈なシャウトの「Born Again」も、
みんなBlack Sabbath史上、恐ろしさでは20傑に文句ナシに入ります。
皆さんが言うようにサバス史上最も「怖い」アルバムですね。特に前半は凄い。後半は前半の恐怖を和らげる為(?)の清涼剤的な曲が多いです(慟哭ナンバーのBorn Againは除く)。当然捨て曲は全く無い。
それにしても、イアン・ギランの明るい声と、サバスのダークな音像がこれ程マッチするとは当の本人達さえ思ってなかったのではないか。
ら〜しょん 2003年12月3日(水)14時32分
ギランはなかなかサバスのダークな雰囲気にマッチしてますね。
オジーっぽさを求めるなら、実はロニーやトニーマーティンよりも、イアンギランのほうがオジーに近いと思う。ライヴでは「IRON MAN」とかマッチしてたんじゃないでしょうか(ブートレッグほしい・・・)。
「TRASHED」「ZERO THE HERO」「DIGITAL BITCH」「HOT LINE」など名曲多い。
当時は駄作といわれてたらしいが、それはギラン=パープルというイメージがあるだけで、ギランは実はサバス的なヴォーカルでもあるのだ!
ホント全曲良いです。つまり名盤です。
聴き手を選ぶアルバムですが、へヴィでダークでギランの凄まじいシャウトがおなかいっぱい味わえる。
③⑦⑧のシャウトは圧巻!悪魔です。ジャケットデザインの老け顔赤ちゃん(?)も作品に素晴らしくマッチしている。
BLACK SABBATH史上最も不気味で邪悪なアルバムだ。ギランのハイトーンヴォーカルがそれらを引き立たしている。このバンドは、代々ヴォーカリストの活かし方が本当にうまい。ヴォーカリスト、方向性は違えども、これぞBLACK SABBATH!と言える。これだけ徹底的に作られたアルバムにはなかなか出会えない。傑作、名盤だ。
皆さん、この作品最初にレコードで聴きました?曲楽しむ前に真っ先にレコード針がおかしくなったかと思いましたよ。どうやら最終チェックせずにツアーに出て、あとから話を聞いたアイオミが思わず頭を抱え込んだってのが真相らしいですが・・・。リマスターが出てやっとききこみましたね。言わずもがなタイトル曲は屈指のバラードです。初っ端の曲のビルのあばれっぷりも素晴らしい限りです。
ばとるあー 2004年11月3日(水)21時54分
イアン・ギランということで敬遠していたんですが、思い切って購入して正解でした
Spiritual BeggarsのヴォーカリストのJBが、サバスの中ではこれが一番好きだと発言していたのも理解できる、非常に聴き応えある内容です
ジャケットもすごいよね(苦笑)
ZERO THE HEROーッ !
ZERO THE HEROーーッ !!
ZERO THE HEROーーーッ !!!
・・・(笑)
これ一曲のためだけに本作を買う値打ちは充分あります!
確かに音はひどいですがそれも邪悪なムードの演出に一役買っていてある意味昨今の北欧ブラックメタル勢に通じる音世界です。
イアン・ギランのヴォーカルもやりたい邦題 (なんとラップまでやってます笑)、歌メロがてきとーなのはご愛嬌 (笑)。
夢想家・I 2005年1月14日(金)23時57分
結構、ほめている人が多いのに驚いた。
出来のよさについては、同感。
でも、すみません。怖くなかったです(笑)
ギランのVoは(いつもそうだが)決してメロディアスとは言えないが、ダークでヘヴィな作風と良くマッチしている。
HM全盛期前半の時期にあって、なんだか妙に存在感をアピールする一枚。もちろん一聴の価値あり。
イアンギランの壮絶なシャウトがサバスの暗黒の世界に見事にマッチした傑作アルバム。
このアルバムでは特に③⑤⑥⑦⑧が好きです。中でもゼロザヒーローのアイオミのギターソロは数多いサバスの曲の中でも確実にトップ3にランクされる素晴らしいソロです。
にゅーめん 2005年3月11日(金)20時33分
とてもヘヴィなアルバム。
その中に Stonehenge や The Dark などを挟むアイオミ先生のセンスは素晴らしい。
よかった〜!やっぱい世間は認めてるんだよね。名盤だよ。全く評論家連中はIan Gillanじゃあミスマッチだとか、Gillanぽいとか。素直じゃねえよな。いいものはいいっ。Vol4よりMobrulesよりSabotageより上でしょ。皆さんの評価は。正解だよ。一発目のTrashedから決めてくれたよ。ごきげんrock'n rollかと思いきや、さすがナンバー1リフメーカーだね。アイオミ先生は。zero tha hero、 digital bitchもいいね。イアンの脅威のスクリーミングが堪能できるHot line、重いdisturbing the priest、 もっとどっぷりと重いBorn again。あれっ、捨て曲ないじゃん。Tony MartinもDioも抜群にうまいボーカルであることは認めるが、歴代ボーカルのなかで、Ian GillanってOzzyとともにブラッキーだよね。どこがミスマッチなんだよ。聞けば聞くほど名盤ですよ。皆さん、世間の人は認めてますよ。絶対聞きましょう。なおブートで、「Born again Unmixed demos&Tha Falling」があるけど、Hotlineが一発目で、いきなりのシャウトでノックアウト。この曲順もいいなあ。また未発表の「The Falling」がいいんだ。これが。でもこれ入れて正規盤発売されいたら、たぶんもっと低評価、酷評されていただろうな、評論家連中に。だってGillanそのものだもの。それはともかく、Dioの加入である意味息を吹き返したサバスだが、Ianの加入の経緯は置いておいて、名盤であることは間違いないっ!聞いておかないと損するよ。さあ今からでも遅くないよ。買った買った!
だれもがびっくりしたイアンギランの加入。そして酷評。いいかげんにしてほしいよね。
「黒い安息日」よりも「VOL4」よりも実はもっとダークでへヴィーだ。名盤!
マイケル アモットはコレがお気に入りのようですね。
確かアイオミ邸に高音質のソースが眠ってるんでしたっけ?
ホラー、スプラッタ映画のサントラとして聴くと非常に良くできた作品。「これは嘘」とわかっていてもやっぱり怖い、というか。「個人の狂気」と「悪魔性」の因果関係を音で表現してきた、元サバスとは結果的に別物になっている。が、バンドはギランが入ったというだけで音の質感を独特にチューンし、唯一無二の音を作った。十分すごい。
速いね〜!重いね〜!しかし、このバンドはなんと呼ぶべきなのかな#ブラック・ギラン?ディープ・ブラック?しかし、また化け物級のアルバムが出来たものである。叫びまくることに意義があるギランは人間を辞めてしまっていて、重くあることに意義がある旧サバス隊も悪魔になっている。ライブを観てみたかった。
オジー時代のような気持ちのいい陶酔感はあまりありません。
代わりに、一線を越えてしまった狂気を感じさせますね。
つーか、ギランの声が怖すぎるんだよ。
名盤!
Zero the heroのサビでは 『みすぼらしい、みすぼらしいババア、Zero the hero』と歌っています(笑)。誰の事でしょう? シャロンオズボーン?(笑)
超名盤!!!!
簡単にいうと、オジー期とロニー期を6:4で合わせたような感じですかね??
全曲捨て曲なしの名曲揃いだし、ダークさとへヴィさ、そして妖しさにおいてはMASTER OF REALITYにも匹敵するのではないかと思います!!!!
イアン・ギランのヴォーカルも思ったよりオジーに近い感じで全く違和感はないですね!!
個人的にはSABBATHのアルバムの中でもベスト3に入るであろう作品です!!!!
「凶悪」
個人的には歴代サバスのアルバムの中でこの言葉が最も似合うのは、
この「Born Again」だと思います。
アルバムジャケットも「凶悪」、リフももちろん「凶悪」、各曲の出来も凄く「凶悪」。
しかし最も凶悪なのはイアン・ギラン、彼です。
これほどまでにハイトーンでヘヴィなヴォーカルを披露するとは・・・。
あと、ブートレッグCDに「The Fallen」という未公開曲があるらしいですね。
凄く聴いてみたいです・・・。
というか、このアルバムでのビルのドラミング凄過ぎ・・・。
最初の「Trashed」での、ドダダダダダダ!!ズダダダダダダ!!って感じの
暴れまくりなドラミングには、つい「ど、どうしたんだ!おい!」って思いました(笑)。
まさにドラミングも「凶悪」ですね。
パープルのイアン・ギランが加入した隠れた名盤。
一般的にはあまり評価されていないように思う。サバスといえば、大抵オジー在籍時の初期とロニー加入後の『HEAVEN AND HELL』が紹介されて、この作品を紹介されるのはあまり見たことがない。
それでも、内容は凄い!今まで一番邪悪さに満ちている。それが顕著に表れているのが③「Disturbing The Priest」と⑤「Zero The Hero」だろう。個人的にもこの2曲がこのアルバムでベストトラック。
ジャケットも衝撃的で強烈。持っているのはCDだけど、レコード屋でこのレコード盤を見たときは、CD盤以上のインパクトを受けたのを覚えている。
とりあえず、このアルバムは必聴。
2〜3のそろそろ来るかと思わせる緊迫感がたまらない。
一ついえば、QUEENの2nd風に前半がblackside、後半がwhitesideといった感じになるように曲順を構成してほしかったなあ。
その意味ではtrashedとborn againを入れ替えてほしいかも。
【ギランサバスを「ブラックサバス」とは言えない・・】なるほどそういう意見もあるだろう
だが、間違いない真実・事実がある、【このアルバムはヘビーロック史に未来永劫に渡って残るであろう神盤である】録音&エフェクト技術の進歩した現在、これ以上の「重い」音作りは可能かもしれない、しかし「これ」を超えることは不可能の様な気がする。なんというか数値化できない「重み」がこのアルバムの音には乗っている気がする・・・
あと発表された1983年当時のシーン、(ボンジョビ、ラットの台頭)という点でも興味深い(これでもくらえ!って感じなのかな?)
ドコドコ 2006年12月17日(日)11時28分
すげぇアルバム
これがサバスだ!と言って差し出せるアルバムではないが、間違いなく名盤の中の一枚である。
もう少し曲順を考えて欲しかった気もするが、それにしてもギランとサバスがよくこれだけマッチした!
しかし凄いよなぁ、これ。捨て曲ナシだし、明らかにギランとオリジナル・サバスのメンツの間にケミストリーが存在している!酒に酔って気づいたら加入してた・・・とは思えない(笑)ギランがヴォーカリストとして凄いのは本作まで。その意味でも超貴重な名盤。いや上の方々が言うように神盤と言っても大げさではない。
『MOB RULES』より上。サバス史上3本指に入るでしょ、これは。
上の人に悪いけど、MOBより上とは到底思えない。MOBには失楽園があるから。
でも、良いアルバムと思います。特に1曲めが好き。
余り評判よくないみたいだが
自分はかなり気に入ってるアルバムである
ギランさん、デーモン小暮閣下みたいなのぉ♪
つーか閣下は絶対このアルバムのファンに違いない。
だってシャウトから高笑いまでこのアルバムの
ギランっぽいんだもん。
名盤とは言い難いが
いい意味で異色作に仕上がっている。
音質悪いが少なくとも駄作ではない。決して。
雰囲気はダークでドゥーミーなんだけど
アイオミらしい堂々としたリフが前面に出てて意外と聴いた後はスッキリするアルバム。
ギランのVoも割とハマってて気にならない。
虹色こんぶ 2007年7月17日(火)19時47分
オジーオズボーンの在籍した初期のBLACK SABBATHは当時としては異様過ぎるほど、低い音に固執し、地獄に引きずり落とすようなサウンドを売りにしているバンドであった。
その独特の狂気は数多くの狂信者を生み出し、ハードロックの歴史にその名を深く、深く刻み込んだのである。
しかしながら、BLACK SABBATHの素晴らしいところはそれ以上に時代と共に常に進化し、ボーカルによりそのサウンドを大きく変えながらも、それら全てがBLACK SABBATHでありえたということである。
イアンギランの参加したこのBORN AGAINにおいて、トニーアイオミは彼のハイトーンを最高に生かした思いっきりヘビーで攻撃的なサウンドを作り出した。
リッチーブラックモアが彼の声をナイフのように鋭いサウンド作りに使ったのならば、アイオミは斧のようにぶった切るサウンド作りに使ったのだろう。
オジー期とは別の意味で重さの頂点に達してしまったアルバムである。
イアンギランのキャラ自体には「サバスらしさ」は感じませんが、アルバムは完全にサバスです。ティールとセブンス・スターに続いてレビューを書いてますが、本流から離れたこの3枚(ヘッドレスクロス・エターナルアイドルもこの3枚より少し落ちるが良い。)が大好きです。ゼロ・ザ・ヒーローのヒューヒュードロドロの地響きリフにアイオミ、キーザーの魅力が!イアン・ギラン、ビル・ワードの魅力は①に。という感じですか。
英国HM/HR界を背負ってきた二大バンドの融合がエキセントリックなイメージを抱かせますね。ギランの持ち味を活かした楽曲からサバスらしい禍々しさを持つ世界観を残した楽曲を含め、微妙なミスマッチ感はあるもののバンド名に恥じる事のないクオリティを備えている。今作の欠点は劣悪な音質とつまらない唄メロにあると思う、トニーアイオミは何をやってもサバス風の暗黒の世界にまとめ上げるんだと思い知らされる一枚です
このアルバムはサバス名義よりもギラン・アイオミだよ。
イアンギランという知名度とブラックサバスのコマーシャルに
使われた感が歪めない。
しかしファンなら奇跡の合体に素直に喜べる。
「サバスらしさとは何か?」と問われてなんと答えるか。
「暗い」「重い」「恐怖」「狂気」「リフ」……様々なキーワードが浮かぶと思うが、それらを最も端的に表した音楽がこのアルバムだ。
'70年代のサバスは、こういった音楽要素を自然体で生み出してきた。
その時代は終わった。
ここではそれを意識的に振り返り、再構成して見せている。
つまり、これは「サバス自身が再現したサバスらしさ」なのだ!
勿論、幾多のシンガーで同じ路線のアルバムも作っている。
だが最適任者は偶然にもイアン・ギランだった。
試しに形容詞をあげてみるといい。
「人間離れした声」「抑揚の少ない唱法」「狂気の笑い声」「つんざくハイシャウト」……まさに「SABOTAGE」辺りのオジーだ。
間違っても「オジーに似てる」と言っているのではない。
オジーと同質の(かつ、さらに強力な)要素を加える事ができたのはイアンだけだったということだ。
'70年代に生き、'90年代に再結成したオリジナル・サバス。
彼らが'80年代にアルバムを作っていたら?
それを垣間見せてくれるのが、この「BORN AGAIN」だ。
ここにある数々のレヴューを読んで少しでも興味を持った人は、
とりあえずジャケットの画像を探して見てみることだ。
内容はだいたいそのジャケの感じである(笑)。
これほどジャケのイメージと音楽内容が合致するケースは珍しい。
ちなみにギランはジャケを気に入ってないという話。
決して嫌いではないし良い作品だとは思うけど、ギランの声はやはりサバスに合ってないと思う。これはこれで面白いのでたまに聞くが、オジー期・ディオ期よりはやはり落ちると思う。ギランは声質がかなり変わってきてしまいましたね。全盛期の声のままならもっとサバスに合っていたかもしれない。
OZZY脱退以降のSABBATHで一番好きです。OZZY期に迫る唯一のアルバムだと思います。
このアルバムがこんなに上位に得票されているのが笑える。
「オリジナルサバスこそが真のサバス」、というこだわりの無いファンにとってはやっぱり名盤の誉れ高い一枚だと思います。
アイオミ&バトラー(&ちょびっとワード)の音楽的感性と、それとは全く異にするギランの感性が「全力で、空回りぎみに、別の方向へ」放射された結果、奇跡的に着地点が3メートルくらい(笑)に収束したメタル史の中でも稀有な名盤だと認識しています。
表面的にはおどろおどろしい楽曲が連発していますが、ギランのヴォーカルはソロ時代より遥かに楽しそうに歌っているし、パブで意気投合して痛飲した勢いがそのままアルバムに封じ込められているような気がします。(朝までものすごく盛上がって飲んだけど、なぜか最後までなんとなく噛み合わず、みたいな雰囲気も含めて。想像ですが。)
とにかく、びっくりするような低音質(発売当初ですよ)、中学生が一人ではレジに持っていくのが憚られるジャケットデザインなどなど、ヤククソ気味なパワーが炸裂した愛すべき一枚。
本人達はあまり気に入ってないんでしょうけど。。。
このサイトを覗くたびにこのアルバムのランキングが上がっていて、
現時点で vo.4 や sabbath bloody sabbath を差し置いて6位。
嬉しくなったので自分も一票入れておく。
サバスのアルバム中では最も数多く何回も聞き込んだ。
本当に捨て曲が無く、一日中でも聞いていられる。
ものすごくパワフル。過去にも supernaut や mob rules みたく
凶暴かつパワフルな曲はあったがアルバム中1,2曲ある程度。
それが最初から最後まで全部そうなんだから堪らない。
ロニー期の洗練とは無縁の脂っこさに満ちているが、
それがまたカッコいい。
狂気に満ちた前半と割とオーソドックスな後半という構成も好き。
後半トップの degital bitch 、つかみのギターソロのセンスの良さは異常。
ギター一本のライブでは再現できないだろうけど。
また、ここでは誰も言及してないが、ラストの keep it warm がまたすばらしい。
中盤のテンポチェンジのドライブ感が心地よくも、フレーズが叙情に満ちていて
涙が出そうになる。ビル・ワードの手数の多いドラミングも効果的。
狂気に満ちたこのアルバムをこんな曲でしめくくられては、
これはもう支持するしかない。
ジャケットも、物議を醸す表ジャケよりもむしろ、いかがわしさ満載の裏ジャケにびっくり。
どこの浮浪者を集めてきたのかと思ったくらい、薄汚くて胡散臭いけど、そこが最高。
ちなみに、このころやってたサバスの smoke on the water は
ニコニコ動画で見れます。
www.nicovideo.jp/watch/sm2848891
アイオミのギターはタメが効いてて重く、ギーザーのベースはうなりまくり。
サバスのオリジナル曲と言っても通用しそうなくらいマッチングしてる。
このメンバーで後3,4枚アルバムを作って、日本にも来て欲しかった。
『Paranoid』の次にお気に入りです。もう中毒性が未曾有の容量ですよ。
本気でコンセプトアルバムを作ると、ここまで灰汁(悪)の強いのが作れちゃんですね。
アイオミ先生の音は、いつになく凶悪さと寥々さが溢れています。そしてギラン。この人凄すぎ。
いわば人のバンドに溶け込みつつも、アイオミ先生以上にきれまくっている。
実は、Black Sabbathで最初に聞いたアルバムはこれだったんですけど(そんな人あまりいないよね?)、
『Zero The Hero』の中毒性にはほんと衝撃を受けました。
「シンプルにしてこの中毒性は一体なんなんだ!」とビビリ、他のアルバムも聞いてみたくなりました。
サバスのアルバムとして聴くとつらいものがあるが、なかなか面白いアルバムです。ただアイオミにもギランにも自身のアイデンティティーを考えてほしかった。
そう言えばディオの時もそうだったけど、イアン・ギランがいかにもそれっぽい出で立ちでサバスのメンバーとして収まったショットを見たことあるなあ…なんてことを思い出しながら聴いてみました。いやいや、特に前半のインストと交互に展開されるストレートな暗黒世界には参りました。その手のダークな曲ではギランがかなりサバスの音楽性に合わせている半面、キャッチーな曲もポツポツ登場するし(それも完全自分好みの)、メリハリが効いていて面白い作品でもあります。このジャケットはゲットする時だけ躊躇させられると思いますが。
本当にこれを駄作と言っていたB*紙等ほとんどの評論が「明るいギランはSabbathに会わない」...この一言でこの名盤は潰されたと思う。何それどこがマッチしてないの?Heven and Hell を求めなよ、て感じです。完成度の高いNever Say Die、Technical Ecstasyも捨てられちゃっています。
Rock'n'RollなTrahed・Digital Bitch、クリアな音質かつNWOBHMも取り入れ、ひたすらヘビーなThe Derk 〜Zero The Hero、所々久々に初期ぽい暗いブルース的アレンジを導入して名盤以外の何者でもありません。
おっさんなんで、このアルバムはやっぱ余り好きくない。
でも、このアルバムでアイオミの作曲能力の高さを実感した。
だって、その時々のヴォーカリストの特性を最大に生かす曲作りができるんだもん。
それが良いか悪いかは別だけど並大抵の作曲家にはできない、アイオミさん、凄いッス。
★★★★☆
私はあえて、これは「起こるべくして起こった合体劇で、期待通り(あるいはそれ以上の)名盤」と表現したい。
一般的にはイアンギランといえば第2期のパープルのイメージで、「明るく軽快なロックンロール」あるいは「きれいなシャウト」というイメージが強いかもしれない。しかし、その後のGILLANでの作品や、特にそのライブ盤なども聞き込んでいるファンにとっては、野生的でワイルドでライオンの雄叫びとも言うべき、時に破天荒で強引な悪魔の叫びとも言えるシャウトを交えた怒涛のボーカルもイアンギランの魅力であることは、周知のとおりである。
トニーアイオミは、そういうイアンギランの魅力を理解していたのであろうし、本作では、イアンのそういう側面を最大限に生かす楽曲を提供し、イアンはそれを思いっきり歌ったということであろう。具体的にはロニー期というよりオジー期に近い、ドゥーミーでヘビーな曲調の楽曲に、イアンの荒っぽくてワイルドで、悪魔的な叫びも交えた怒涛のボーカルが乗っているという作品。トニーアイオミが(もちろんリッチーブラックモア以上に)イアンの良き理解者であることは、本作の後も何度か共演していることや両者のインタビュー内容からも分かるし、両者はいまだにお互いを尊敬しあっているのだと思う。
コレは名盤です。ボーカルはイアン・ギランと思わないで聴いてください。
サムソンでいたでしょ同じ声質!次、メイデン!saxsonじゃ無いよ。
ちょっと後だけどエクソダスなりラフカットなりブルドーザーなりこんな声いっぱいいたでしょう。笑ってるし。
アイオミだって次、セブンススターですよ。誰が歌うの?
グレンヒューズだから取り敢えず、まあ...ですよ。
本当は当時噂されていたデイブ・リー・ロスが歌った方が良かった程の直球ヘビーメタルです。