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GUITAR SHOP / JEFF BECK
89年発表。
今聴いてもモダンと感じる音作りで、ベックの感性の鋭さに驚愕。
ギターソロをピロピロと弾きまくっているわけではなく、一つの楽器としてアンサンブルを重視した音作りになっている。
テリー・ボジオのドラムが非常にシャープで、楽曲に攻撃的な印象を与えている。
86P
ブロウバイブロウと併せてロッカーとギタリストは聴くべし。
この作品もすばらしい!
「キレ」の良さはピカイチ!
曲に「緩急&強弱」が自然についちゃう所なんかは、も〜絶品!
熟練の技だね・・・普通に吸い込まれてしまうよ・・・
テリー・ボジオのドラムもイイ味出てます。
ん〜、スゴイ・・・ なんで、ギターでこんな表現が出来るのか?が不思議。。。
あれ?意外と票少ないな。ジェフ・ベックのアルバムではコレが一番好き。
確か当時のB!誌では「油ぎったバックの中でもがくベックのギター」とかなんとか
けっこう的外れな面白い論評がなされてたと記憶するけど、まあ確かに演奏にギターが溶け込んでるって感じはしますね。この方向性でのアルバムはこれ一枚で終わってしまったのが残念。
もう一枚ぐらいこのメンツで作って欲しかった。
銘菓ひよこ 2003年12月14日(日)1時16分
「いろいろな事やってるなぁ〜」というのが一発目の感想。
ギターを弾く人には(実際に演奏できるかどうかは別として)学ぶことの多い作品なのではないか?
ギターのスタイルとしては今までのスタイルを継承している部分と、
現在のスタイルに通じる部分との両方を聴くことができるように思う。
ジェフ・ベックの進化の度合を楽しむのもこのアルバムの面白みであり、
外せないアルバムだと思う。
89年リリース。
タイトルからも容易に分かるが、メンバーはJeff Beck(Gt)、Terry Bozzio(Dr & Percussoin)、Tony Hymas(Key & Synth)。
初めて聴いたときの印象が、無駄(だと思われる部分)が感じられない、ということだった。
ジェフ・ベックのサウンドを形容するときに、「鋭い刃物のようなキレ」みたいな言い方がよくされるが、まさにこのアルバムがそうである。
このアルバムは、猿葱さんも仰っているようにいろいろなことをやっているので、どの曲がハイライトなのかがよく分からない。
個人的には、Savoy、Two Rivers、Sling Shotがオススメだと思う。特にSling Shotはテリー・ボッジオがキレてます。
ジェフのアルバムでは個々のやってる事が一番凄いアルバムだと思う。
ジェフのトレモロ、フィンガーピッキングの進化がよく分かる。
このギタースタイルが、超絶なバックにのっている事に、
90年代ジェフサウンドとの差があると思う。デジタルも嫌いじゃないですけれど。
テリーのキレ具合も半端ではない。
トニーのキーボードはハマーのように前面に出まくるタイプではないが、
曲中よく印象的なフレーズを奏でてくれる。
ベースプレイのためにキーボーディストをもう一人呼ぶ予定だったらしいが、
トニーのベースプレイが上達したために任せる、という感じの発言がインタビューであった。
上の方が書いておられるように無駄な部分が無く、どこを聞いても楽しめる。
これは名作!さすがジェフベック、やることが違う。
まず聴いていてびっくりするのは演奏能力の高さですね。もうバックの人たちがやりたい放題・・・といえるほど凄いことやってます。
ドラムだけじゃないですよ!ベースやそれ以外のキーボードなどもマジで凄い。
そしてジェフのギター。
ギターにこんなに上手く感情を乗せられるギタリストはいない・・・なんて誰かも言ってましたが、
ギターが歌ってる。叫んでいるし、泣いているし、喜んでいる。この表現力、神業としか言いようがない。
ジェフ・ベックのキャリアの中でもバラエティに富んだ屈指の傑作だと思う。
本作はテリー・ボジオのベストパフォーマンスでは?
と思うぐらい凄い。
アブセント・ラヴァーズでのビル・ブラッフォード並にキレてる。
ベックもそれに負けない演奏を披露。恐ろしい人だ。
「Who Else!」とこの「Guiter Shop」が私のなかでジェフ・ベックさんの最高傑作になってます!流石、三大ギタリスト!
私の言いたいことは上記の皆さんがいってるので多くは語りません。
ジェフ・ベックさんのギターってとにかく、かっこいいんですね。
ノアール 2006年12月27日(水)17時12分
正直最初はあまり好きになれなかった。
「ギター殺人者の凱旋」「ワイアード」みたいなのを期待してたから。
自分の趣味が変わってきたというのもあるのかも知れないけど。
最近はジェフ・ベックのアルバムの中ではこれが1番好き。
ベックのギタープレイを渋谷陽一が超合金ロボに例えていたけど
このアルバムに関しては言い得て妙、というか的を得た解説だと思う。
おいらも最初聴いた時はピンと来なかったが、聴き込むうちに好きになったアルバム。
しっかしジェフはほんとドラムに凝るよな〜。
歴代参加ドラマーはコージー・パウエル、カーマイン・アピス、ナラダ・マイケル・ウォルデン、サイモン・フィリップス…極め付けはボジオってwww
これもなかなかいいと思う。
でもいまいちパッとしないかもしれない。
前作までの有無を言わせぬカッコよさは感じにくく、フィーリングと言うか雰囲気で聴かせてるような感じになってる。
といっても感性は人それぞれだし、ヴァラエティ豊かな楽曲がそろってますし、ファンは外せないアルバムでしょう。
工場の作業員達がジャンク品を改造して作った楽器で演奏してる、そんな感じのアルバム。
今回はジェフのギターは割りとバックに溶け込んで、楽曲その物が一枚絵として完成してるイメージかなぁ。
ドラム缶を叩く様なドラムはメチャ魅力的!
それにしても、聴いてると「CHAR」を彷彿とする曲がある…方向性も似てたのかな?
「Where Were You」に尽きる。まさにジェフ・ベックここにあり。
かつて、思いついても誰もやらなかった超絶技、トレモロ・ユニットのアップ/ダウンで
音程をコントロールしてメロディを奏でる… 本当にやってしまうとは!
常人離れした音感とリズム感を有する彼だけが成し得る事ができる世界。
息を呑むような美しい静を表現している事実が、ギミックでないことの証明である。
はっちゃん 2009年5月27日(水)20時51分