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CHAOSPHERE / MESHUGGAH
1曲目から狂っています。
超変態的変拍子ドラムと、それとはズレた様でありながら完璧に合っているギター+ベース。それにより生まれる、狂った機械のごとき完璧なマシンガンビート。
人の心の内面に深く入り込むような哲学的歌詞を、吐き捨てるデスボイス。
演奏技術、音楽共に、『究極』です。(メロディアス度では前作の方が上ですが、彼らの目指す方向はこっちに有ったようです)
人間生身の体でここまで自らをデジタル化できるのかと思い知らされた作品。打ち込み!?と思わせるくらいに正確かつ複雑過ぎるドラミングはドラムをやる方は聴いたほうが良いと思う。バスドラは完璧にギターのリフを同化しており、リフ一つ一つの破壊力を凄まじいまでに上げている。展開自体はCryptopsyやThe Dillinger Escape Plan等に比べるとどうしても劣ってしまうが、手と足を別々にレコーディングしたとしか思えない複雑なビートをできるのはこのTomas Hakkeだけだと思う。
リフ構成、パターン、ヴォーカルの重圧感を構成する音楽的要素全てにおいてパーフェクト。これを名盤と呼ばないでなんと呼ぼうか。速くて重いだけがデスメタルではないのを改めて思い知らされた一品。
本日中古で580円でゲット。
かつての構築的なテクニカルさとは一変したモダンヘヴィテイストなテクニカルさ。
初期から変拍子は多用していたが、5拍子や7拍子などの複合拍子を随所に挿入しており、圧倒的な個性を打ち出している。それに止まらず、単純に演奏するとネタバレしそうな拍子であっても強拍を意図的にずらしたり、音価の異なるビートをうまくライドとスネアに振り分けたりと、とにかくリズムに対する執着が見事に実を結んでいる快作である。
また、ギターソロの異質さはある意味、他では聴くコトができない異質さだ。
このバンドのメンバーはたぶん理数系だ。
MESHUGGAHの他のアルバムは私には難解すぎてはっきり言って気が滅入ってくるが、このアルバムは聴きやすかった。
MESHUGGAHの例えようも無いこの世界観大好きです。個人的には2ndよりも好きかな。来日する日を待ち遠しく願っております。
4thよりも速くてすごいことになってますね。
何でこんなリズムで演奏できるんだろ?あまりにも集中してると頭痛くなります。でも集中しちゃうんですよね。
初聴きのとき8曲目のノイズで思わずヘッドフォンを投げ捨ててしまいました(笑)
こんな風に書いてますがやっぱMESHUGGAHは好きですねぇ。
始めは地味な作品に思えましたが、じっくり聴くと沈み込めるアルバムですね。ただ、「Elastic」の長〜い最終音符(ノイズ除く)はちょっと。それ以外では名盤。モダンヘヴィ系好きな方にも馴染み易そうです。
所持が外版なので、日本盤ボーナスの「Unanything」がかなり気になります。静かなインストらしいのであくまでオマケなのでしょうが。『Rare Trax』に入れてくれればなぁ……。
個人的に2ndが最高傑作だと思っているが、このアルバムは勢いもあるしリズムも若干ストレート気味で聴きやすい。
MESHUGGAH独特の雰囲気はあるし、MESHUGGAH初心者にもオススメできる…のかも。
テンポ(?)はそんなに速くないのだろうけれど、人間味が全く感じられないギターと凄まじい変拍子を完璧に叩き込むドラムとリズミカルなヴォーカルが組み合わさり、スラッシュビートとはまた違う独特のスピード感が感じられる。もう二曲目なんて最高すぎる。あまりのカッコよさに鳥肌が立った。ボーナストラック抜きで最後の曲(8曲目)のラストは、、、、、、極地だ、、、、、、。
98年発表の3rdアルバム。
前作「DESTROY ERASE IMPROVE」は、ヒトを超越した変拍子感覚が起承転結などの既成概念を嘲笑いまくるプログレッシブ・スラッシュ・アルバムだったと思うが、今作は徹頭徹尾ヘヴィでごり押し、イカれた拍子感覚を見せつけるわけではなくベースにした「音塊」が殴りつけてくるようなスラッシュ/ヘヴィ・メタル。
MESHUGGAH初心者に薦めるとして、奇抜さを好む人には前作、ブルータルなものを好む人には今作がいいかと。あと・・・まーいないと思うが、気味悪いのが良いとか言われれば「NOTHING」で。
テクニカルな毛がちょこっと生えたスラッシュメタルバンドからスタートし、今や誰にも真似できない異次元サウンドを轟々と鳴らす、真にエクストリームと言える数少ない存在にまでなってしまった怪物バンド。
最初に断っておきますが、私の中ではこれがナンバーワンに輝いているアルバムです。
MESHUGGAHの中で、という意味ではなく、今まで聴いてきた全てのメタルアルバムの中で、です。
このアルバムは大好きで、どれくらい好きかというと、一度このアルバム聴くと他のバンドの殆どがショボく聴こえてしまうという困った状況に陥るため、普段は聴かないことをなるべく心がけているくらい、もう本当に大好きで大好きでしょうがないくらいの代物なのです。
この作品が如何に凄いか、この作品を私が如何に愛しているかを語らせたら、本気で400字詰原稿用紙100枚くらいのテキストが書けそうなので、極々端的に「エクストリームメタル史における永久不滅のマスターピース」とだけ言っておきます。
…なんて手放しで誉めておきながらこんなこと言うのは何だと思いますが、このアルバム(というかこのバンドのCD)を「永久不滅のマスターピース」に挙げる人は中々いないと思います。
まぁレビューを見たり実際音源聴けばわかると思いますが、MERHUGGAHは非常に聴く人を選ぶバンドです。
このサウンド/スタイルが自分の「ツボ」に「完璧」に合致する人でないと世紀の神盤には成り得ません。言わんや常人メタラーの耳にはただ喧しいだけの訳の分からないバンドにさえ聴こえるでしょう。
このバンドはどういうジャンルを好む人に勧めればいいのか全然わかりません。とにかく「展開がわかり辛くてヘドバン出来ないくらい変拍子てんこ盛りで喧しいバンドが好き」という方、どうか一度でいいから彼らのアルバムの購入をご検討下さい。どうにかして日本で人気を出して、ライブに来させたいので。よろしくお願い致します。
あと一つだけ気になったのですが…案外皆さんまともな耳をお持ちでないのか、私の耳が腐り始めてるのかは知りませんが「このMESHUGGAHの作品の中で最もストレートだ」という意見が見受けられます。
私には2ndアルバムの方がストレートに聞こえます(あくまでこの3rdと比べてですが)。後の作品と比べて割りとスピード重視である点と時折はいる暑苦しい掛け声がその原因かと。
感性の問題ですがね。