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MIND FIELDS / TOTO
オリジナルではこの作品が1番!!
しぇんか〜 2002年12月20日(金)16時3分
ハードロックとは疎遠だと思いますけど、こういうサウンドはなかなか好きです。
正直なところ、複雑な気分になるアルバムです。
せっかくボビーが戻って来てくれたのに、コレ?みたいな、肩すかしを食らった気がしました。期待がでかすぎたのかもしれません。決してクオリティは低くないのにねー。
彼らのフュージョン的な面が前面に押し出されてますね。
初期5枚及び「The Seventh One」にはあった"聴きこむとちとマニアックで奥深く、
表向きむちゃくちゃポップでメロディアスでとっつきやすい"感じではなく、
何かいきなりマニアック&アダルトな感じです。
そしてこのアルバム、何よりアートワークが奇妙です。
私の持ってる「Mindfields」は、観音開きというより、もはや変な絵が描かれた屏風です。
まぁ多かれ少なかれ誰しもそれぞれの「Mindfields」にはこういう感じの変テコな部分が
あるのかも知れないって言われれば確かにそうなんですが、
ヒプノシスのデザインじゃないんだし、アルバムには使わんやろ(笑)
更に1〜3曲めのけっこういい曲の流れを断ち切ってしまう困ったちゃん(笑)、
「High Price Of Hate」の存在もこのアルバムを遠ざけてるのかもしれません。
しかし他の曲はオトナな雰囲気漂ういい曲が多いです。
「After You've Gone」とか、「Mindfields」とか、「Caught In The Balance」とか、
「Mad About You」とか、「Melanie」とかは過去の名曲と肩並べれます。
というわけで、このアルバムを聴くときには、4曲目は必ず飛ばしましょう。
やはりボビーのボーカルがあると、アルバム全体にメリハリがあっていいですね。
TAMBUやKINGDOM〜と比べると明らかに違う。
ルークのボーカルも嫌いじゃないけどね。
やはりTOTOはボビー、ルーク、ペイチそれぞれのボーカルのコラボが良さの一つだと。
このアルバムに収められている曲はそれぞれ、TOTOメンバーの作曲やアレンジ能力の素晴らしさがにじみ出ていると思います。
特にCaught In The Balanceは数多くあるTOTOの曲の中でも、
これぞTOTOという感じの歴代NO.1を争う傑作ではないでしょうか?
あと、個人的にこのアルバムで好きなのがサイモンのドラムのサウンド。非常に心地よく響きます。