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JEFF BECK GROUP / JEFF BECK
天才ギター職人ジェフ・ベックの、ソロアルバムとしては通算4作目にあたる通称「オレンジアルバム」72年発表作。
前作「ROUGH AND READY」と同じメンバーで作ったとは思えない程、素晴らしいアルバムである。特にVoのボブ・テンチの歌が生き生きとしており、"出るとこは出て引っ込むとこは引っ込む"ベックのギターが楽曲にメリハリを効かせている。
♯5や♯9のインストが本当にもう素晴らしい。クラプトン的な♯1やジャニス・ジョプリンのような♯2、♯6などもベックならではのギターを聴かせてくれる。
コージー・パウエルはというと、往年のHR/HM調ドラムとは違いなにやら小気味よく叩いてますが、このアルバムのバンドアンサンブルにはかかせない要になっております。
私にとってジェフ・ベックの最高傑作。15年は愛聴している。#1のIce cream cakeやGoing downは特に好き。ベックの変体的なギターフレーズが、テンチのボーカルと相まって歌モノロックとして高い次元で完成されたている。当時は、メンフィス系のファンクとハードロックの融合というコンセプトが受けなかったらしい。今ならば再評価されると思うけど。早いところリマスターデラックスエディションで再発して欲しい。
うん、コレも傑作と言ってもおかしくないと思いますです。ハイ!
後半になっても、ダレず、聴き所は満載。
「ボブ・ディラン」や「スティーヴィー・ワンダー」のカヴァーも入っていますが、それらを含め、なかなか良い出来になってます!
流石。
72年発表。好盤。
レコーディング・メンバーは「ROUGH AND READY」と同じ。
後追いで聴いている者としては音の多少の古さ(←機材や録音環境の違いもありしょうがないんだけど)を否定できない。
といいつつ、今聴いても十分面白みの感ぜられる作品である。
楽曲が非常に素晴らしく、そのお陰もあってかボブ・テンチのヴォーカルも冴えているし。
Glad All Over、Tonight I'll Be Staying Here With You、Going Downが好きです。
第2期ジェフ・ベックグループでの2枚目通称「オレンジアルバム」
前作と違い今作は全米チャート19位にまでいったヒットアルバムとなった。
個人的には前作とそれほど大きな差があるとは思わないが、メンバーを固定
した2作目という事もありより演奏がまとまっていると思う。
楽曲も相変わらずいいし、コージーのドラムもモチロン変わる事なくいいし
名盤と言えるでしょう、ボブ・テンチのボーカルは今作でより進化している。
『ROUGH AND READY』の流れを継ぐこのアルバムは
プロデューサーとしてスティーヴ・クロッパーを迎えたことにより
JBG期を通じて最もアルバムとしての完成度が高い作品となった!
これほどにメンバーの意気が交わり合うラインナップを聴くと
一人一人のプレイの上手さが引き出されているのとともに、
先のプロデューサーの起用の成功が伺えるようだ。
楽曲の半分ほどがカヴァという、ある意味カタチに囚われない明るき丸々さ、
そしてファンクに攻めるメロディから、どことなく甘酸っぱさを味わえるところからも
ジャケットに輝く『オレンジ』を想わせる。
(そこからも『オレンジ・アルバム』と言っておこう)
この後、BB&A期を挟むが
ここで培った路線とギターインストへの転換などによって
『BLOW BY BLOW』へと繋がって行くということになるようだ。
ここ最近、来日ライブが終わってからこのアルバムをメインに聴いているのだけど、
NEWアルバムはこの路線に期待していいのかな???
前作共にジェフ至上最強の布陣と思われる第二期グループのセカンド。前作も色んな音楽性を見事に消化した秀作だと思われるが、音質の良さゆえにこっちのほうがよく聴く。楽曲単位はファーストのほうが上かなと思うだけにプロデュースが悔やまれます。
ジェフ・ベックの感性のギターとコージーのドラム(後年ほどワイルドではないが)
を組み合わせた今思うと夢のようなコンビによるアルバム。
これはジェフ・ベックの最高傑作でしょう。
前作は煮え切らないようなところがあったんですが、このアルバムは完璧。
カヴァー曲が多いのがちょっと残念ですが、非常にいいアレンジです。
本当に作りこまれていて、コージーのドラム、マックスのキーボードも含めて、どのパートも素晴らしいプレイをしています。
名盤!
個人的には歌モノのバックをやっているベックが好きなので。
それにしても黒い。前作を凌ぐほどに。スティーヴ・クロッパー効果なのか?
「Definitely Maybe」は表現力の極北に到達した感がある。
この人のバッキングは独特で、あまりコード進行をコード弾きで追ったりはしないのが
特徴。オブリガードともリフともとれない奇妙なフレーズで構成されてたりする。
このバックで歌うのはさぞかしやりづらい事だろう。レコーディングとはいえ
ほとんどライヴでのインプロヴィゼーションと変わらないんじゃなかろうか。
ちょっとしたフレーズも常人には思いつかない音使いで、パッと聴きは"妙"。
故にクラプトン・フォロワー、ペイジ・フォロワーが無数に存在するのに対し
ベック・フォロワーは皆無という現実もこれに起因しているのだろう。
ベックがベックたる所以は"徹底して人と違うことをする"事に尽きる。
はっちゃん 2009年5月27日(水)19時49分
べックの歌ものアルバムでは最高傑作。